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三浦成美&宝田沙織がなでしこジャパンに復帰! 池田太監督「どういう力を発揮できるか見たい」

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MF三浦成美(左)とDF宝田沙織

 4日、北九州スタジアムで行われる国際親善試合に向けて、日本女子代表のメンバーが発表された。なでしこジャパンは23日にアルゼンチン女子代表と激突。池田太監督は、「パリオリンピックに向けて準備を進めていく」と意気込みを語っている。

 3週間前にニュージーランドの地で激闘を繰り広げたなでしこジャパンだが、パリ五輪出場へ早くも再出発を切る。今回のアルゼンチン戦は10月末に控えるアジア2次予選に向けた強化の場。大会と大会の間が短期ということもあり、池田監督は女子ワールドカップを戦ったメンバーを中心に23人を選出した。

「ワールドカップが終わって期間が短いというところで、チームを一度壊して作り直すよりかは、やれていたこととやれていなかったことを整理してアルゼンチン戦に向かい、そして10月の2次予選に向かう。そういったことを考えていたので、ワールドカップを戦ったメンバーが多くなった。短期間の中で継続性を持たせてアジア2次予選を戦っていく」

 そうした中、女子W杯準々決勝のスウェーデン戦に出場したFW浜野まいか(ハンマルビーIF)はコンディション不良のため落選。初戦でピッチに立ったFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)も「アジア競技大会の方で経験してほしい」とし、今回は不在となった。

8月29日に発表されたアジア競技大会を戦う日本女子代表メンバー

 2人が抜けた枠には、MF三浦成美(ノースカロライナ・カレッジ)とDF宝田沙織(リンシェーピングFC)が復帰する形で招集。指揮官は「2人とも所属しているチームでしっかりと毎試合パフォーマンスを見せてくれている。なでしこのグループの中で彼女たちがどういう力を発揮できるかを見たい」と期待を口にしている。

 対戦するアルゼンチンは女子W杯に出場したものの、スウェーデン、南アフリカ、イタリアと同居したグループリーグで最下位。それでも、マッチメイクした佐々木則夫女子委員長は「タイプ的には韓国に似ている」とし、パリ五輪出場のアジア2枠を懸けた戦いに向けて、対戦相手として申し分はなさそうだ。

 なでしこジャパンは8月25日に更新された女子FIFAランキングで11位から8位に浮上。パリ五輪の出場権獲得、そして4年後の世界一奪還へ負けられない戦いが始まる。

(取材・文 成田敏彬)
成田敏彬
Text by 成田敏彬

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