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橋岡大樹が考える右SB争いで生き残る術「守備で絶対的な存在になる」

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ランニングする日本代表DF橋岡大樹

 ライバルとは異なる持ち味で代表定着を狙う。9月の欧州遠征では9月9日のドイツ戦(○4-1)、12日のトルコ戦(○4-2)と2試合連続で途中出場したDF橋岡大樹(シントトロイデン)。所属チームに戻ってからも直後の17日のメヘレン戦でベルギー移籍後4シーズン目にして初ゴールを記録した。

 3バックを採用するシントトロイデンでは右ウイングバックを務めていることもあり、「下からつないでボールを保持するのはやっていても楽しいサッカー。そこでどれだけ自分の良さを出せるか。ゴールに絡むことも多くなると思うし、そこは代表でも生かせたら」と攻撃面での貢献を誓った。

 4バックがベースとなる日本代表では右サイドバックが主戦場。「(代表では)サイドバックがどんどん内側に入って攻撃に絡む。内側に入ってからのアイデアが求められるし、そういったところを工夫してやっていきたい」とイメージを膨らませた。

 一方で、「自分の良さである守備では絶対にやらせちゃいけない」と、まずは守備面で自分の存在価値を示す覚悟だ。DF菅原由勢、DF毎熊晟矢という同じポジションのライバルも意識し、「菅原選手、毎熊選手は攻撃が良いというのはみんな知っていると思うけど、その中で守備がズバ抜けて良いというのを見せられればいいかなと思う」と、他の選手とは違う武器をアピールしようとしている。

「前回(9月の欧州遠征)は菅原選手と毎熊選手がスタメンで出たけど、試合に出たときに自分の良さを出して、次も使おうと思わせることが大事。求められること以上を見せることが大事になる」

 9月のドイツ戦では、3バックにシステム変更していた後半39分から菅原に代わって右ウイングバックで途中出場し、守備固め要員として逃げ切りに貢献。「今の代表はサイドの選手が攻撃の中心になっている。自分もそこで結果を出さないといけないけど、守備で絶対的な存在になることが一番。プラスアルファで攻撃もできれば完璧だと思う」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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