無念の離脱からA代表再招集のGK前川黛也、父も戦ったアジア予選へ「誇りと責任を持って臨む」
無念の途中離脱から約1か月、再びA代表の舞台に戻ってきた。前回10月の代表シリーズで約2年半ぶりの代表復帰を果たしながらケガのため途中離脱した日本代表GK前川黛也(神戸)。W杯アジア2次予選に臨む11月シリーズも再び招集され、「また呼んでもらってありがたいし、感謝している」と喜びを口にした。
前回の代表離脱後もクラブに戻ってからはゴールを守り続けているが、離脱後初戦となった10月21日の鹿島戦では「痛みもあった」という。「ただ、パフォーマンスが落ちるぐらいならやってない。コンディションもパフォーマンスも出せるから出ていた。今は問題なくやれている」と胸を張った。
自身初となるW杯予選に向け、「日本の代表として呼ばれているし、誇りと責任を持って臨まないといけない」と力説。アジア予選のイメージについては「テレビから伝わる緊張感というか、普段なら勝てる相手にもなかなか勝てないという試合は小さい頃から何度も見てきた」と表情を引き締めた。
前川の父・和也さんは国際Aマッチ通算17試合出場の元日本代表GK。1993年の「ドーハの悲劇」のメンバーでもあるが、「(ドーハの悲劇については)聞いてはいないけど、(W杯予選に関して)プレッシャーを感じていたとは言っていた」という。
前川がA代表デビューを果たせば、史上2組目の親子2代での代表戦出場となる。アジア2次予選での出場となれば、GKにとっては守備機会の少ない試合になることも想定されるが、「日本代表に限らず、1本のロングパスや1本のシュートでやられることもあるし、1つのことで試合が決まるのがサッカー。それは神戸でも経験してきたし、いくらボールを持っていても集中して臨まないといけない」と力を込めた。
(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア2次予選特集
前回の代表離脱後もクラブに戻ってからはゴールを守り続けているが、離脱後初戦となった10月21日の鹿島戦では「痛みもあった」という。「ただ、パフォーマンスが落ちるぐらいならやってない。コンディションもパフォーマンスも出せるから出ていた。今は問題なくやれている」と胸を張った。
自身初となるW杯予選に向け、「日本の代表として呼ばれているし、誇りと責任を持って臨まないといけない」と力説。アジア予選のイメージについては「テレビから伝わる緊張感というか、普段なら勝てる相手にもなかなか勝てないという試合は小さい頃から何度も見てきた」と表情を引き締めた。
前川の父・和也さんは国際Aマッチ通算17試合出場の元日本代表GK。1993年の「ドーハの悲劇」のメンバーでもあるが、「(ドーハの悲劇については)聞いてはいないけど、(W杯予選に関して)プレッシャーを感じていたとは言っていた」という。
前川がA代表デビューを果たせば、史上2組目の親子2代での代表戦出場となる。アジア2次予選での出場となれば、GKにとっては守備機会の少ない試合になることも想定されるが、「日本代表に限らず、1本のロングパスや1本のシュートでやられることもあるし、1つのことで試合が決まるのがサッカー。それは神戸でも経験してきたし、いくらボールを持っていても集中して臨まないといけない」と力を込めた。
(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア2次予選特集