beacon

三笘離脱も渡辺・町田合流の森保J、ミャンマー戦前日に24人全員で初練習! 冨安も全体メニュー参加

このエントリーをはてなブックマークに追加

24人でトレーニングを行った日本代表

 日本代表は15日、大阪府のパナソニックスタジアム吹田で、北中米ワールドカップアジア2次予選・ミャンマー戦の前日練習を行った。MF三笘薫(ブライトン)が同日に怪我でチームを離れた一方、渡航便の関係で帰国が遅れていたDF渡辺剛(ゲント)とDF町田浩樹(サンジロワーズ)が合流。14日は別メニューだったDF冨安健洋(アーセナル)も全体練習に加わり、試合前日にようやく帯同メンバー24人全員が揃った。

 17日のミャンマー戦は2026年の北中米W杯に向けたアジア予選の初戦。FIFAランキング158位の相手と力の差は大きいが、活動前から常連メンバーにアクシデントが相次いでおり、苦しいメンバー編成を迫られている。

 今回の活動では10月シリーズメンバーのDF板倉滉、DF橋岡大樹、MF旗手怜央、FW中村敬斗の4選手を負傷で欠き、今月8日のメンバー発表時にリスト入りしていたMF川辺駿、MF伊藤敦樹、FW古橋亨梧、FW前田大然が負傷辞退。15日には三笘も離脱が発表され、9月シリーズで負傷したGK中村航輔も含めれば常連メンバーだけで10選手がアクシデントに見舞われている形だ。

 それでも森保一監督は前日会見で、この苦境を選手層の厚みで乗り越えていく姿勢を強調した。

「普段の活動も含めてアジアの戦いは想定外のことが起こると常に思いながら、現状に合わせて柔軟に覚悟を持って戦わないといけないと思っている。アクシデントが出ることは痛いことでもあるが、これまでも誰が出ても機能する、誰と組んでも機能する、そして誰が出ても勝つということで準備してきた。まずは選手が一番残念な思い、悔しい思いを持っていると思う。選手が日常の部分、所属チームでしっかり回復して充実したプレーができるように願っていきたい。出られない選手、招集できない選手がいるのは痛いことだが、俺がやってやるという強い気持ち、力を持った選手がいる。日本代表チームとして常に100%の力が発揮できるようにやっていきたい」

「招集できなかったり、離脱したりということはできることならないほうがいいが、私自身が感じさせていただいているのは、これだけ多くの選手を選べるという日本人の選手の層の厚さ。選手たちが普段見せてくれている、海外、国内で見せてくれているパフォーマンスや存在感という部分に誇りを感じる。日本人のより多くの選手たちが世界基準で戦えるということで選ばせてもらえることに、選手たちの普段の頑張りや、存在感を示してくれていることに改めて敬意を表したい」

 三笘、中村、旗手が不在の左サイドハーフでは6月以来の復帰となったMF相馬勇紀(カサピア)のほか、MF南野拓実(モナコ)、FW浅野拓磨(ボーフム)が先発候補となる見込み。板倉不在のCBではカタールW杯2試合先発のDF谷口彰悟(アルラーヤン)も控えており、アジアの相手を分厚い選手層で迎え撃つ構えだ。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集
竹内達也
Text by 竹内達也

TOP