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A代表初招集の野澤大志ブランドンと伊藤涼太郎に森保監督「伸びしろに期待」「戦力として戦ってもらえる」

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A代表に初招集されたGK野澤大志ブランドン(左)とMF伊藤涼太郎

 日本サッカー協会(JFA)は7日、来年1月1日に国立競技場で行われるTOYO TIRES CUP 2024のタイ戦に臨む日本代表メンバー23人を発表し、GK野澤大志ブランドン(FC東京)とMF伊藤涼太郎(シントトロイデン)がA代表に初招集された。

 パリ五輪世代でもある20歳の野澤は193cmの長身GKで、各年代別代表の常連でもある。FC東京のアカデミーで育ち、20年にトップチーム昇格。21年夏から1年半、岩手に期限付き移籍し、今シーズンからFC東京に復帰すると、8月6日のC大阪戦でJ1デビューを飾り、今季はJ1で10試合に出場した。

 森保一監督は「FC東京でも試合に出ているし、五輪年代では大岩監督の下、力を付けている。J1の舞台での経験、これからの伸びしろを大きく期待して招集した」と選考の理由を説明。「経験値は浅いかもしれないが、経験ではなく、自分が試合に出るんだというギラギラしたものを練習から見せてもらえれば」と期待した。

 同じくA代表初招集の伊藤涼は作陽高(岡山)から16年に浦和に入団。水戸や大分への期限付き移籍も経験し、22年に新潟に完全移籍すると、J2で42試合出場9得点とブレイクし、チームのJ2優勝・J1昇格に大きく貢献した。今季もJ1で17試合出場7得点と着実に結果を残し、今年6月にシントトロイデンへの完全移籍が発表された。

 ベルギーでの1年目は第16節終了時点で15試合出場2ゴール1アシスト。直近のメヘレン戦でもゴールを挙げている。森保監督は「まだまだシントトロイデンで実力を発揮できているということではないと思うが、チームの中でトップ下だったり、10番や8番のポジションで存在感を発揮している」と率直に評価。「新潟時代、そして今、シントトロイデンでプレーしている中で、日本代表の戦力として戦ってもらえる選手と思って選出した。彼の良いところは攻撃のところ。得点に絡む、得点を奪う部分だと思う」と、序列を覆していく活躍に期待を寄せた。

(取材・文 西山紘平)
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西山紘平
Text by 西山紘平

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