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岡田監督、長沼さんにW杯出場約束

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 6月2日に亡くなった日本サッカー協会最高顧問の長沼健さん(享年77歳)の「お別れの会」が18日、東京都内のホテルで行われ、日本代表・岡田武史監督(51)、北京五輪代表・反町康治監督(44)ら約700人が参列した。
 岡田監督が選手として古河電工に入社したときの総務部長が長沼さん。97年10月4日、W杯フランス大会アジア予選・カザフスタン戦後、加茂周監督を解任し、岡田コーチを後任に指名したのが当時日本サッカー協会会長の長沼氏だった。19日付サンケイスポーツによると岡田監督は「健さんは、自分が一番矢面に立って全責任を引き受けてくれた。男だな、と思っていた」と故人の印象を語ったという。

 亡くなった6月2日はW杯南アフリカ大会アジア3次予選・オマーン戦(日産ス)当日。弔いの勝利を果たした岡田監督はその翌朝、長沼さんと極秘裏に対面した。「だれもいなかったので葬儀会社の人にお願いして会わせてもらった。代表のユニホームを着ておられた。『必ずW杯出場権を取ります』と話してきた」。そしてこの日、指揮官はW杯出場への思いをさらに強くした。

(文 吉田太郎)

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