日本代表DF中山雄太(ハダースフィールド)の体調不良は深刻なものではなかったようだ。前日7日のトレーニングを欠席し、状態が懸念されていた中山だったが、8日の全体練習に元気な姿で参加。練習後、報道陣の取材に「(練習は)フルでやっているのでもう大丈夫です。見てのとおり元気なので」と快調をアピールした。

　昨年末のカタールW杯直前に右足アキレス腱断裂の大怪我を負い、1年余りの時を経てのアジアカップ。ようやくカタールの地に立つことができたが、昨年10月に代表復帰を果たした際に「新しい中山雄太を見せる」という言葉を強調していたとおり、過去のことは意識していないという。

　中山は「僕としては今はアジアカップだけに集中している。いい意味でW杯は気にしていない」と断言。4日後に開幕、6日後にグループリーグ初戦・ベトナム戦が控えるアジアカップに向けて「目の前のことに全力でやっていきたい。優勝という目標に向かって自分の100%を出し続けたい」と意気込みを示した。

(取材・文　竹内達也)

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