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非公開ヨルダン戦に冨安、三笘、久保は出場せず…森保監督「焦らず、最短でプレーできるよう復帰してもらえれば」

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森保一監督

 アジアカップを控える日本代表は9日午後、カタール・ドーハでヨルダン代表と完全非公開のトレーニングマッチを行い、日本が6-1で勝利した。試合後、森保一監督が報道陣の取材に応じ、DF冨安健洋(アーセナル)、MF三笘薫(ブライトン)、MF久保建英(ソシエダ)の3選手は出場しなかったことを明かした。

 左足首に負傷を抱える三笘、左太ももを負傷している久保は合宿初日からピッチでのトレーニングには参加せず、滞在先ホテルや練習場の室内施設でリハビリを継続。冨安は左足ふくらはぎの負傷から明け、昨年12月31日のフルハム戦で復帰していたが、今回の合宿は別メニューで調整していた。

 3選手は今後、復帰時期を模索していく予定。アジア杯を目前に慎重な調整が続いているが、森保監督は「できるものを止めたりということではなく、焦らずにしっかり回復させるという意味でそれが早ければいいし、遅くなっても仕方がない。人の身体なので焦らず、最短でプレーできるように復帰してもらえればということで考えている」と配慮を示した。

 この日は世界トップレベルでプレーする3選手を欠く中でも6-1で圧勝。森保監督は「誰が出ても勝つというところ、誰が出てもチームの機能性を落とさないという部分で、誰かがいなければいけないということに頼ることなく、出た選手が結果を残そうとやってくれている。より野心を持ってプレーしてくれている」と太鼓判を押しつつ、「もちろんトミ、薫、タケはチームの中でも中心的な存在で、これまでも存在感を発揮してくれているので貴重な戦力だが、誰かが欠けた時には他の良い選手が出て、チーム力で勝っていくという部分はこれまでも準備して戦ってきた。選手たちが自信を持って戦ってくれると思う」と選手層に自信を示した。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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