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自身初のアジア杯へ結果にこだわる浅野拓磨「勝つことに貪欲さがないと難しい」

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日本代表FW浅野拓磨

 自身初のアジアカップに向け、結果にこだわる姿勢を貫いた。元日のタイ戦(○5-0)を欠場した日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)だが、14日のアジア杯初戦・ベトナム戦を2日後に控え、「(コンディションは)間違いなく良くなっているし、初戦に向けていい準備ができている」と強調した。

 年末の合宿は一部別メニューで調整していた浅野だが、カタール入りしてからはフルメニューを消化。9日に完全非公開で行ったヨルダン代表との練習試合にも後半から出場し、PKで1得点を記録したという。その試合では右サイドハーフに入ったとみられるが、この日の攻撃練習ではFW上田綺世、FW細谷真大とともにセンターフォワードの位置でプレーしており、どのポジションでも出場可能な準備を整えている。

 初戦で対戦するベトナムに対しては「少しでも油断して戦うと、クオリティーがあるし、(前回のW杯)最終予選でも苦戦している。やるべきことを全力でピッチで表現する準備をしないと勝てない」と力説。カタールW杯のアジア最終予選はアウェーで1-0、ホームで1-1と接戦になっており、前回のアジア杯でも準々決勝で対戦したが、結果はMF堂安律のPKによる1-0辛勝だった。

 前回のアジア杯はメンバーに招集されながらケガのため不参加。今回が浅野にとって初めてのアジア杯になる。「初戦の難しさは、アジア杯を戦ったことがないので語れないけど、簡単な試合は1試合もない。どういう戦いでも、1-0でも2-1でも、失点しても1点差でも、勝つことに貪欲さがないと難しいと思う」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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