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「チャンスが3本あった中で1、2点は決めないといけないと前の選手で話し合った」途中出場の南野拓実は満足せず

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日本代表MF南野拓実

[1.31 アジア杯決勝T1回戦 日本 3-1 バーレーン アルトゥママ]

 1点差に詰め寄られ、相手が勢いに乗る中での投入だった。日本代表MF南野拓実(モナコ)は2-1の後半23分からMF三笘薫とともに途中出場。南野がトップ下、三笘が左サイドに入り、狙いに行ったのは3点目だった。

「求められていたのはゴール、相手を突き放すこと。(上田)綺世が決めてくれて、それができたのは良かった」。南野と三笘の投入から4分後の後半27分にFW上田綺世が追加点。3-1と再びリードを広げ、興奮気味のスタンドを静かにさせた。

 後半32分、相手が2トップにシステムを変更して反撃を狙うと、FW浅野拓磨とDF町田浩樹を投入した日本も3バックで対抗。南野は3-4-2-1の右シャドーにポジションを移した。

 後半40分に三笘の突破から浅野が決定機を迎え、後半アディショナルタイムにもDF中山雄太のスルーパスに浅野が抜け出したが、いずれも決め切れず。その直後にもショートカウンターから浅野が中央をドリブルで駆け上がり、左を三笘、右を南野が走る3対1の状況をつくったが、浅野からパスを受けた南野のクロスに合わせた三笘のボレーシュートはミートできなかった。

「チャンスが3本あった中で、1、2点は決めないといけないというのは前の選手で話し合った。それは次の課題だと思う」。攻撃陣として率直に反省した南野だが、中2日の連戦となる準々決勝のイラン戦に向け、早くもチームメイトとすり合わせをしているようだった。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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