出場機会のなかった決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦(○3-1)について日本代表FW前田大然(セルティック)は「チームとして素晴らしい戦いだったと思うけど、その中にいれなかったのは悔しい」と振り返り、チームの勝利を喜びながらも悔しさをにじませた。

「次の試合に出たらその悔しさを取り返したい」。次は中2日で準々決勝のイラン戦が控える。メンバーの入れ替えも予想される中、1トップでも左右両サイドでもプレーできる前田の存在は大きい。ここからの戦いでは相手が引いて守る展開も減ると見られ、そのスピードを生かすスペースは生まれてくるはずだ。

　対戦するイランについては「昨日の試合を見た」と、PK戦までもつれ込んだシリアとの決勝トーナメント1回戦も見ていたという。「前線にいい選手がいる。一人(タレミ)退場して次は出られないけど、いいチームであることは変わらない」。バーレーン戦ではMF旗手怜央が負傷し、この日、MF伊東純也の離脱も発表された。「ここからは総力戦。みんなで準備したい」。アジア王座奪還へ、チームはもう一度結束する。

(取材・文　西山紘平)

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