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伊東純也の離脱めぐり選手側の意思を伝えたキャプテン遠藤航「選手としては“疑惑”でしかないと。一緒に戦いたいと」

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日本代表MF遠藤航

 MF伊東純也の離脱決定を受け、日本代表キャプテンのMF遠藤航が報道陣の取材に、この一日のチームの動向や思いについて語った。

 日本サッカー協会は1日午後に伊東の代表チーム離脱を発表したが、その後、選手たちから「共に戦いたい」という声が多く上がったため、遠藤が選手側の意思として日本代表チームの山本昌邦団長に伝えた。選手たちの思いを受け、日本サッカー協会は同日夜に伊東の離脱を保留し、結論を延期。一夜明けてから正式に離脱が決まった。

 遠藤は、「選手としては“疑惑”でしかないというところで、一緒に戦いたいという思いを伝えた。二転三転したことは皆さん分かっていると思いますが、それはいろいろな人がいろいろな思いを持って話し合いを進めて行く中でそうなってしまった」と、協会発表が目まぐるしく変わったことを受け止めた。

 そのうえで、離脱という結論については「今は(伊東)純也の思いを尊重するしかない。僕らはそういうことがあったからといってチームがバラバラになるということはない。もともと僕らの目標はアジアカップ優勝。今回の件とは別で、常にまとまったチームとして戦っている」と強調した。

 右サイドのアタッカーとして多くの勝利に貢献してきた伊東の離脱は戦力的な観点で言えば明らかにマイナスだ。ただ、遠藤自身は「チームとして彼を失ったのは凄く痛いが、それを補う選手はいる」とキッパリ。「僕らの目標は何も変わらない。その件について話をしに、ここ(カタール)へ来ているわけではない。(報道陣の)皆さんもその件に関して書こうとして、ここに来ているわけではない。アジアカップで優勝するためにここに来ている。これを機にチームがもう一度、一丸となるわけではないが、僕らがやるべきことは変わらない。それに向けてやるだけ」とよどみなく言った。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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