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日本vsイラン 試合前日の森保一監督、守田英正会見要旨

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森保一監督とMF守田英正(スポルティング)

 日本代表は3日、カタールのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われるアジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦する。森保一監督とMF守田英正(スポルティング)が2日、ドーハ市内のメインメディアセンターで前日会見を行った。

 以下、試合前日の会見要旨

●MF守田英正(スポルティング)
「中2日のタイトスケジュールの中、厳しい試合になると思うが、ここまでチームとしていい準備ができているのでしっかり勝ち切りたい」

―バーレーン戦はベストゲームだった。大会を通じて改善してきているか。
守田「グループステージでなかなか難しい3試合を戦って、バーレーン戦も難しい試合展開ではあったが、3点目をしっかり決め切る部分、無失点、クリーンシートで終える試合がないので、完璧な試合はないと感じている。ただ大会を通じて、浮き出ている課題にチームとして取り組めている最中で、試合を重ねるにつれて本来のパフォーマンスを出せるレベルに来ている。明日の試合を楽しみにしていただけたらと思う」

森保一監督
「バーレーン戦から中2日ということで、明日の試合に臨むが、リカバリーと明日の試合に向けての準備という部分ではこれまでできることを選手たちが落ち着いて全てやってくれている。明日の試合に向けても自信を持ってチャレンジしてくれる準備ができたと思っている」

―伊東が離脱することが決まったというニュースを聞いた。なぜ離脱するのか。チームに与える影響は。
「できれば伊東選手、純也とはこの大会を最後まで、みんなで優勝を目指して戦いたい気持ちを持っていた。協議をした中で本人の意思もあり、離脱という判断をJFAがしたところ、同意して明日の試合には彼は我々と共に戦わず、離脱ということになった。チームの影響だが、もちろんチームのこれまでの勝利、戦いに貢献してくれた選手なので、痛く、残念な思いはあるが、まずは本人の心身の健康を大切に考えたい。チームの影響としては誰かがいなくなったからチームが機能しないというチームづくりはしていない。残った素晴らしい選手たちがいるので、イラン戦に臨める選手たちが思い切って戦えることについて全く心配していない」

―バーレーン戦から中2日でどんな布陣で選手起用を考えているか。
「中2日ということで体力的に非常に厳しい戦いになるということはあるが、大会で決められたレギュレーションの中、プロフェッショナルとしてルールの中でベストな準備をすることが大切だと思う。選手たちが前向きに、この2日間にできるだけの準備をして、いま持っているベストをぶつける部分ではレギュレーションの中で戦うことを考えている。イランも中2日で戦うこと、同じ条件で戦う中で、アジアのトップクラスの戦いの中で、もう少しリカバーの時間があって、よりタフな戦いができれば最高だと思うが、両者明日持てる力を出し合って、タフな試合になると思うが、選手たちにはこれまでどおり、つないで、チームで勝利を目指して戦うことを実践してほしい。メンバーは明日のメンバー発表で確認していただければ」

―日本はこの大会で優勝の最有力候補として挙げられている。いまでもそう思うか。
「ここにおられるメディアの方々も含め、このアジア杯の優勝候補を挙げるとして、日本やイランが挙げられているのは認識している。我々も優勝候補だと思っている。優勝を掴み取るためにアジア杯に臨んでいるといえる。ただこれまでのグループリーグ3戦、ベスト16の戦いで、アジアのレベルが非常に上がっていると感じているし、本命と言われる国だけじゃなく、優勝を狙える国はまだまだ多くあると実感している」

―伊東に関して精神的な状態は。本人と話をしたか。
「本人とも話をしている。健康だということに関しては話をできている状態だが、サッカーをハイインテンシティの中で戦っていくというメンタルの状態ではないと思っている。そこに関しては最大限サポートしていきたいと思うし、彼が少しでも早くトップトップのパフォーマンスができるように見守っていきたい。またメディアの皆さんには、疑惑ということで彼を過剰に追い込むことは控えていただきたいと思います。よろしくお願いします。そして彼はアジアでも本当に素晴らしい選手でいる中、プレーできないことはアジアのサッカーの発展にも響くことだと思う。アジアのサッカーを見てくださる方々、明日の日本対イラン、素晴らしい戦いの中で、世界のトップ基準で戦える選手がいなくなることを非常に残念に思うし、彼がまたアジアの選手として世界で戦えるプレーを見せてくれることを一緒に応援していただければと思う」

―日本は無失点の試合はないと言ったが、イランも無失点は1試合しかない。エースのメフディ・タレミも出場停止となる。それに対してどういう攻略をするか。またタレミ以外も優れたストライカーがいるが、それらに対してはどう思うか。
「まずは我々もクリーンシートに抑えて、勝利をつかみ取りたいと思っている中、なかなかできていないというところでは、改善をしないといけないところはあると思う。クリーンシートができない理由として、相手の力があるということ、対戦相手との戦いの中、我々も相手も得点して勝ちたい中、いろいろ分析がなされる中、失点があることも拮抗した戦いの中であり得ることだなと思っている。明日タレミ選手が出場停止ということで、イランの大きな戦力となっている彼が出場停止ということはもちろん把握している。ただ、彼がいなくてもアズムン選手をはじめ、破壊力のある良い選手がいると思うので、我々が最大限に集中力をもって守備をしないといけない。特にタレミ選手がいないからと言っての対策はない。我々ができれば無失点に抑えられる、ピンチを少なくできるように準備していきたい」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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