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[北京への道(21)]MF香川真司(C大阪)

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 2012年ロンドン五輪のエースは北京五輪をどんなプレーで彩るだろうか??無・淮愼鐱楝緝修悩杷・・留9歳・MF香川真司(セレッソ大阪)は左MFとして先発した24日のU-23オーストラリア代表戦で同点ゴールをゲット。A代表の一員としてW杯アジア予選も経験しているMFは、五輪本大会前の国際試合でその存在価値を大きく高めた。
 これまで五輪代表でのプレーは2月のアメリカ遠征と3月のアンゴラA代表戦のみ。C大阪ではレギュラーとして活躍し、昨年のU-20W杯出場も経験しているが、昨年の五輪アジア予選での出場はなく反町ジャパンでは絶対的な存在ではなかった。それが今年相次いで五輪代表、A代表入り。J2のC大阪から彗星のごとく現れた若武者の注目度は日増しに強くなっている。
 その中で迎えるU-23アルゼンチン代表戦。「楽しみ」と語っていたMFリオネル・メッシ(バルセロナ)との直接対決は将来へ持ち越しとなってしまったが、それでも試合への意気込みは十分だ。「勝つことしか考えていない。親善試合だけどアルゼンチンに勝ったというところをみんなに見せたい」と前を向いた。
 19歳のA代表選手はアルゼンチン戦へ向け自身への課題も科している。「明日はハイプレッシャーの中でどれだけできるか。ここで力を出せれば、『自分の技術は高い』と言えると思う。精一杯やりたい」。1989年3月生まれの香川は年代的には来年のU-20W杯出場、そして2012年のロンドン五輪出場を目指すU-19代表の世代。その誰より経験を積んできた「日本の未来」が北京を前に迎えた世界最高レベルのアルゼンチン戦で世界との距離を測る。

(取材・文 吉田太郎)

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