beacon

A代表候補合宿、選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
 日本代表候補が28日、千葉県内で合宿を開始した。A代表候補初選出5選手を含め岡田ジャパン初招集組が10人とフレッシュな顔ぶれ。27日にJリーグの試合があった8選手は軽めのメニューで切り上げ、それ以外の選手は約1時間半、汗を流した。
以下、練習後の選手コメント

●FW大黒将志(東京V)
「早く選手の特徴をつかんで、いいプレーができるようにしたい。知っている選手もいっぱいいるし、みんないい選手」
―オフザボールの動きが持ち味のひとつだと思うが?
「今日はそこまでの練習はしていないけど、くさびを受けたりすることは意識していた。それは今日の練習でもできたし、練習から集中していきたい。FWなんで、出たときにどれだけできるか。監督がどういうサッカーを考えているか早く理解したい」
―前回のW杯でも最終予選を経験しているが?
「すごく厳しい戦い。対戦するチームじゃない部分も厳しい。アウェーはすごく暑かったり、気候とか時差とか移動とか。そういう厳しさもある」
―その経験をこのチームでどう生かしていく?
「今回は合宿だし、そこまでは考えてない。僕自身はまた選ばれるようにやっていくだけ」

●FW佐藤寿人(広島)
「自分自身アピールしないといけない。チームに帰ってしっかりしたパフォーマンスでアピールするのも大事だけど、代表にいるときにどれだけチームとしてできるかも試されていると思う。9月からの最終予選に向けても大事な3日間。いろんなタイプのFWがいるし、刺激になる。大黒くんとは代表で初めて一緒にできる。楽しみ」
―アップ中も大黒と話をしていたが?
「僕がイタリアが好きなんで、イタリアの話を聞いていた。生の体験談。すごく面白かった。僕のイメージするプレーと大黒くんのイメージするプレーは似ていると思う。代表ではこれまで入れ違いだったので、刺激し合っていければ」

●MF柏木陽介(広島)
「ガンガンやっていきたい。ここしかないって思うぐらいやっていかないと。1回呼ばれたら次も呼ばれるようにならないといけない。(メンバーに)残っていくことが大事。それができるように頑張る」
―U-23日本代表は明日アルゼンチンと試合があるが?
「アルゼンチンと試合ができてうらやましい。北京よりアルゼンチンとやる方がうらやましい。この時期にこうなる(A代表合宿に呼ばれる)とは考えてなかった。でも呼ばれたからには常に全力でやりたい」
―五輪落選のショックは?
「落ちて、すぐ切り替わった。次の日にちょっとイラッと来たぐらいで。(北京五輪の)試合とか見て、あかんかったらイラッと来るかもしれんけど。自分がいたらこうしてたのにって。でも頑張ってほしいし。特に予選を一緒に戦った選手には頑張ってほしいから。もう僕は(北京に行くのは)無理なわけだし、前を向いて切り替えるだけ。ネガティブになっていたら、ここ(A代表合宿)にはいなかったと思う。ちょっとは強くなったのかな」

●MF工藤浩平(千葉)
―代表候補初招集だが?
「ビックリしました」
―チーム状態が悪い中、どこを評価してもらったと思う?
「今年に入って自分でも走れるようになったと思っている。そのへんを見てもらったのかなと思う」
―チームメイトの巻選手には何か聞いたか?
「分からないことをいろいろ聞いて、最後に“頑張ってこい”とエールを送られた」
―代表の印象は?
「初めて練習をやって、練習からしっかりパス&ゴーをやっていた。今日はあまりできなかった。ミスも多かったし、もうちょっと思い切ってやれれば良かった。びびらずにいっぱいボールに触っていきたい。僕自身、緊張していて、いろんな選手が話しかけてくれた。もっとコミュニケーションを取っていきたい」
―9月にはW杯最終予選も始まるが?
「まずこの3日間でアピールしたいというのが自分の中では一番大きい」

●MF金崎夢生(大分)
―19歳でA代表候補初招集となったが?
「スピードとか切り替えの速さが今までやってきたのと全然違う。(代表招集の連絡は)強化の人から普通に聞いた。すごくビックリした。思ってもみなかった」
―周りはみんな年上だが?
「普通にできたと思う。これを続けていきたい。川口選手とかずっと代表にいる人が話しかけてくれる。いろいろ参考にして生かしていければ」
―これまでA代表を意識したことは?
「特にしたことはなかった。テレビでは見るようにしていた」
―イメージと違ったことは?
「スピードが全然違った。少しでも早く慣れたい」
―一緒にプレーしたい選手は?
「(中村)憲剛選手のパス出しを身近で学びたい」
―自分の持ち味は?
「攻撃の部分での仕掛け。どんどん動いてリズムをつくるところ。そういうところを出していければ。今日は判断のスピードにまだ慣れてなかった。そこをつめて自分のプレーを出していければ。少しでも多くのことを学びたい。いっぱいチャレンジしていきたい」

(取材・文 西山紘平)

TOP