[4.29 U23アジア杯準決勝 日本 2-0 イラク ドーハ]

　日本時間30日早朝、21歳の誕生日にパリ五輪出場を決めた。U-23日本代表MF松木玖生は2-0で勝利したAFC U23アジア杯準決勝・イラク戦の試合後、フラッシュインタビューで「今日勝って、パリが決まったことが一番ホッとしている」と振り返りつつ、「人生で一番最高の(誕生日)プレゼントかなと思う」と喜びを語った。

　勝てばパリ五輪出場権が決まる準決勝。インサイドハーフで先発した松木は立ち上がりから攻守に強度高く奮闘し、日本に主導権を引き寄せていった。「自分を犠牲にしていいほど、チームのために献身的にやろうと思っていた」。相手のクロス攻撃にはペナルティエリア内まで下がって守備に奔走。ゴールに絡むことはなかったが、局面での存在感は抜群だった。

　インタビューでは槙野智章氏から「誰に報告したいですか?」と問われ、「チームメートに報告したいです」と照れ笑いを浮かべた松木。それでも最後は5月3日の決勝に向けて「自分たちは優勝するためにここに来ている。最後の一戦負けられないので、日本にいいニュースを届けていけたらと思う」と気を引き締めていた。

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