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[五輪]選手、オランダ戦後ミックスゾーンコメント

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[8.13 北京五輪GL 日本0-1オランダ 瀋陽]

 北京五輪日本代表は13日、グループリーグ最終戦でオランダと対戦。後半29分にPKで先制を許すと、そのまま0-1で敗れ、3連敗を喫した。以下は試合後の選手のミックスゾーンでのコメント。

本田圭佑
─今日も1点差。勝てなかった要因はどこにあった?
「どこの差だったんでしょうね。今日はPKでしか点を決められていないし、審判に邪魔されたとしか言いようがない。せっかくいい試合だったのに……。ああいった形で、負けてしまい残念でならない」
─PKを取られたシーンについては?
「あとでビデオで見たが、やっぱり試合中思ったのと同じでバベルのドリブルが長くて、あきらめたあとに倒れたということだったと思う。審判は最初から、どこかでPKを取ってやろうと決めていたかのようなレフェリングを前半の最初からしていた。そう思うと本当に残念でならない」
─それでも、点が取れなかったが?
「点が取れなかったのは紙一重。チャンスは何本もあったんで……。そこは日本の課題だと思う。ただ、それはどこのチームが持っている課題」
─点を取るために、どう改善が必要か?
「やっぱり最後は個人の力だと思う。シュートを打つのは人なんで。そこの技術を上げないと点は入らない。
とにかく、この経験を次に生かさないといけないと思う」
─新シーズンの目標は?
「それについては、まだどこでやるかも決まってないので、何とも言いようがない」

水本裕貴
─3試合を振り返って?
「守備については、ある程度身長差のあるチームにも戦うことはできたので、とくに大きな間違いはなかったと思う。ただ結果が出なければ、当然悔いは残る。この世界は勝者と敗者にしかわかれないので。次は勝者になれるよう、この悔しさを次につなげていかないといけない」
─アジアと世界での戦いの違いについて?
「欧州とかアフリカはつね日ごろから厳しい戦いがあると思う。ただ、日本は島国なので、そういうことがない。ホームでの試合が多かったが、もっとアウェイに出ていく必要があると思う。
プレーの面でいえば、ゴール前の強さだったり、厳しさが点差に表れたと思う。日本もチャンスは作ったが、結局は取れなかった。一方、相手はギリギリの状況でも点につなげた。そういった厳しさ、強さが勝負を分けたと思う」
─なかなか点が取れなかったが?
「最終予選も、そうだった。日本のまとまりは他の国に引けは取らないが、最後は個の部分。Jリーグの得点ランキングを見ても、結局、上位は外国人ばかりが占めている。そういったところから変えていかないといけない。
今日の試合もある程度抑えていたが、結局はひとりにやられてしまった。それまで、ちゃんと抑えていてもひとりにやられてしまっては、結果0対1で負けてしまう。個のレベルアップが必要」
─3試合すべて1点差だったが、その差をどう感じているか?
「アメリカ戦はそんなに差を感じなかったが、ナイジェリア戦とオランダ戦についていえば、少し差はあった感じがする。ただ、ワールドユースのときに感じたような大きな差はなかったと思うし、相手もレベルアップしていたが、自分たちもレベルアップし、差は縮まっていると思う。この差を縮めれることが2010年までの課題。チームとしてやるべきことは、まずまずできた。あとは、個人個人のレベルを上げていかないといけない」

梶山陽平
─3試合を振り返って?
「こういう形での敗退は残念。チームとしては、そんなに差はなかったと思う」
─すでに敗退が決まったなか、今日はどういう気持ちでプレーしたか?
「思い切ってやるだけだった。今までやってきたことを全部出すつもりでプレーした」

香川真司
─五輪を経験して感じたことは?
「メンタル的にはまだまだだということ。もちろん、フィジカルも。今後の練習でそういったメンタルだったり、フィジカルを鍛えていかないといけない。帰ったら、またJリーグがあるし、そういったことを意識して、プレーしたい。
メンタルやフィジカル、単に走ることだったり、基本的なことを頑張っていかないといけない。そして、また練習した成果を世界の舞台でアピールしたい」

李忠成
「目標にしてきた五輪がこういう形で終わってしまったのは悔しい。これをどうプラスに変えるかは自分次第。また、最後の5分しか出られなかった悔しさをどう晴らすかも自分次第。これから頑張っていきたい」

(取材・文 栗原正夫)

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