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日本対バーレーン戦後の選手コメント

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[1.28 アジア杯予選 バーレーン1-0日本 マナマ]

 日本代表は28日、アジア杯予選第2戦でバーレーン代表と敵地で対戦。前半24分、FKから失点すると、バーレーンの出足の速いプレスの前に攻撃陣も沈黙し、0-1で敗れた。
 日本は1勝1敗でグループAの2位。アジア杯予選の次戦は11月14日の香港戦(ホーム)。以下、試合後の選手コメント

●MF本田圭佑(VVVフェンロ)
「いくつかの負けた要因はあると思うが、結果を求められた試合で結果を出せなかっただけだととらえている。残念だった。交代したのは俺に問題があると思う。オランダでいいプレーをして、また呼ばれるようにしたい」

●MF稲本潤一(フランクフルト)
「相手がかなり前からプレッシャーに来ていて、こちらの4人がDFラインに残っている状態、押し上げることが難しくなっている状態で、DFとFWの距離が開いてしまった。マイボールになっても向こうのコンディションと言うか、向こうの出足が良くて、前半は、そういう中で少しおびえながら試合をしている感じだった。
相手はセンターバックやサイドバックがパワープレーに加わって、長友やウッチーのところが狙われていた。そこでボールを跳ね返せなかったし、圭佑や岡崎のところで挟んでボールをとれれば良かったのだけど、すぐファウルになったりしてうまくいかなかった」
―イナはどういうことをやりたかったのか?
「僕としては、もう少しコンパクトに、達也の位置をもう少し下げた状態からプレスを始めて、圭祐が遅れて(プレスに加わり)、サイドバックからサイドチェンジしたりというのができればいいと思っていた。
後半はシステムがダイヤモンドになったから、向こうも守備重視になったからボールは回せたけど、中、中、という攻めが続いたので、もう少しサイドを使えば良かった。全体的に出足の遅さだとか、そういうところは前半、特に感じていた」

●DF内田篤人(鹿島)
「相手はガツガツと勢いを持ってきた。分かってはいたけど、もう少し落ち着いて、中盤でパス回しをすれば良かったと思う」
―失点シーンは?
「FKは蹴るまでに時間があったので、気がふっと抜けたというか、相手が走り込んで来たぶん高かったし、シュートの飛んだコースが良かった。オフサイドトラップも考えて迷いもあった。その間に蹴って来た」
―コンディションの違いを感じた?
「そこは言い訳にはしたくない。コンディションの問題ではない。向こうが点を取りに来た時に、もう少し落ち着いてやれたかなと思う。サイドも上がれなかったが、前半の途中から中盤をダイヤモンドにしてから上がりやすくなった」

●DF長友佑都(FC東京)
「前半はボールを取ったと思っても中盤とかでうまく起点が作れずに、みんな前に急ぎ過ぎてテンポができなかったと思う。
けっこうな人数がサイドに流れてきていたので、そこをボランチのイナさんがずれてマークを見るのか、圭佑が引いてきてマークを見るのかというところで、あいまいになってしまったところもあった。
なかなか対応できなかった。もっと僕が、一番後ろの人間なので、もう少し声を出してやれば、もっとスムーズにやれたと思うのだけど」
―オーストラリア戦に向けての反省は
「個人としてはたくさんある。チームとしては、縦に急ぎ過ぎて単調になって、取られたときにカウンターをくらってしまったり。もっとタメを作って攻めることも必要」

川島永嗣(川崎F)
―2試合連続でセットプレーから失点した。
「そこは、マークをつけていたけど、1対1の部分を全部整えたらそれでOKだというわけではない。事前に、誰がマークに入るのかとか、壁に入るとかは、やっている。確かに2試合連続で失点しているので、反省はしないといけないと思うが」
―落ち着かない試合になってしまい、後ろも難しかったのでは?
「ボールの取られ方が悪くて、カウンター気味に相手が攻めてくる回数が多くなった。なかなか攻撃の起点ができなかったので、それがゲーム自体を難しくしてしまったと思う。相手のやり方どうこうというよりは、自分たちの形を出せなかったと思う」
―オーストラリア戦へ向けて反省材料になるか。
「もちろん、大事なのはオーストラリア戦に向けて切り替えていくことだと思う」

●MF中村憲剛(川崎F)
「前半20分までは、クリアしても奪われるということが続いてしまった。こぼれ球を拾ったときはいいけど、相手が拾うと自陣に9人戻らなくてはいけなくなる。後半はシステムも変わって、前の5人で流動的に動いたけど、パスが等間隔というか、リズムが出ていなかった」

●FW田中達也(浦和)
「チームとしてよくなかった。セットプレーの失点は避けたいところだった」
―前半の滑り込んでのシュートは惜しかった。
「あそこは決めないといけないと思う。2,3本、決定的なチャンスがあったけど、運悪くバーに当たるなどしたのもあった。それでもそういった回数を増やしていくことが大切。でもこういう代表戦は、ちょっとした隙からやられてしまうものだと思う」

(取材・文 矢内由美子)

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