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本田がフェンロ幹部の目の前で空回り。代表定着に壁

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[1.28 アジア杯予選 バーレーン1-0日本 マナマ]

昨年6月のバーレーン戦から7カ月ぶりに岡田ジャパン復帰を果たしたMF本田圭佑が先発出場。VVVフェンロのハイ・ベルデン会長、ヤン・ファンダイク監督がスタンド観戦する中、左サイドハーフでプレーした。
ところが、守備のコンセプト理解がまだ不足している上に、前へ前へと気負うプレーが目立ち、ミスやファウルを連発。守備でミスした直後の後半18分に香川と交代でベンチに退いた。
「残念、それだけ。俺に問題がある。よくなかったから負けたと思っている」と、試合前の元気をすっかり失った本田だが、肩を落として会場を引き揚げたのは、本田をビッグクラブに売り出し、新たな日本人選手獲得をもくろんでいるフェンロ幹部も一緒だった。
本田は、昨年6月に埼玉スタジアムでバーレーンと対戦した時には、相手ゴール前で痛恨のシュート空振り。北京五輪でもまったくいいところなくグループリーグで敗退しただけに、今回の意気込みは相当なものがあったが、その気合が空回りした格好だ。
前半終了間際にはシュートがしっかり足に当たらず、あらぬ方向に飛んでしまった場面も。日表定着には、越えなければならない高い壁が存在している様子だ。

(取材・文・矢内由美子)

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