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響いた遠藤の不在。出場選手は「タメがない」と愚痴

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[1.28 アジア杯予選 バーレーン1-0日本 マナマ]

相手プレスに対する落ち着きのなさ、単調な攻撃、その結果のノーゴール敗戦。格下のバーレーンに対し、前半は決定的チャンスをほとんど作れず、岡田ジャパンは負けた。
試合後、多くの選手の口から出たのが「起点がない」「タメがない」「単調」という言葉だった。
長友佑都は「憲剛さん一人じゃなく、みんなの問題。受け手にも問題があったと思う」と話したが、やはり、頭に浮かぶのは遠藤保仁を欠いたことだ。
その遠藤は、コンディション不十分でベンチにも入れず、スタンドで他のベンチ外の選手と一緒に試合を見ていた。
遠藤の姿をめざとく見つけたバーレーン人から記念撮影を頼まれ、近くにいた安田理大が「僕が撮りますよ」とシャッターを押してあげる場面も。
欧州組の中村俊輔が毎回来られる状況でない現在の状況において、抜群の知名度からも分かるように、遠藤が岡田ジャパンに不可欠な選手であることが、より浮き彫りになった試合だった。

<写真>3人のバーレーン人に記念撮影を頼まれる遠藤。安田は機敏に反応し、ガンバ大阪の良き後輩ぶりを見せていた。

(取材・文・矢内由美子)

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