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山田直輝が歴代4位の18歳327日代表デビュー。走り回ってアシストも記録

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Text alert@長居
童顔の18歳山田直輝(浦和レッズ)が歴代4位の若さで代表デビューを果たした。
前半39分、その数分前に右足首を痛めた玉田圭司(名古屋グランパス)と交代してピッチイン。急な出番に最初は戸惑いも見られたが、ハーフタイムを迎えるころには落ち着きを見せ始めた。

後半は持ち味の運動量を発揮し、ピッチのあちこちに顔を出しては攻撃のリズムを作る。その動きは岡田監督をして「可能性を感じるプレーをしてくれた」と言わしめた。

試合終了間際には左サイドの香川真司(セレッソ大阪)からのパスを中央で受け、右サイドから上がってきた本田圭佑(VVVフェンロ)にラストパス。デビュー戦にしてアシストを記録してみせた。

「ピッチに入る前は緊張したけど、入ったらいつも通りにできた。本田さんがくるのは分かっていたし、僕のパスは出すだけの簡単なものだったので、決めてくれて良かった」

惜しまれるのは88分に右サイドから受けたパスをシュートまで持って行けなかったこと。「あそこはトラップで相手をかわしてシュートしようという狙いだったが、トラップが大きくなってしまった。技術は急にうまくなるものではないから、もっと練習しないと。それ以外にも、消極的なミスがあった」と、反省の弁が多いのは、高いところを目指している山田ならではの言葉だろう。

77年6月の韓国戦での金田喜稔(中大)の19歳119日を抜く史上最年少弾はお預けとなったが、遠藤保仁(ガンバ大阪)が「4点目のアシストなど、落ち着いていた。僕らもサポートしていきたいし、ピッチに立ったら年下とか関係ないので、どんどん持ち味を出していけばいい」とエールを送るなど、弥が上にも期待のふくらむデビュー戦だった。

<写真>日本MF本田(19番)に肩を組まれるMF山田(24番)
(取材・文・矢内由美子)

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