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[ユニバーシアード]河田PK3本止めた!堅守の日本がPK戦の末4強へ

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[7.6 ユニバーシアード準々決勝 セルビア 0-0(PK2-3) 日本 ベオグラード]

 第25回ユニバーシアード競技大会サッカー競技(ベオグラード)出場中のユニバーシアード日本男子代表は準々決勝で地元・セルビアと対戦した。0-0でもつれこんだPK戦で福岡大GK河田晃兵(4年、鳥栖特別指定選手)が相手のシュート3本をストップ。日本は3-2で勝ち、準決勝へ進出した。

 薄氷の勝利だった。シュート数はセルビア11に対して日本が5。攻められっぱなしではなかったにせよ、セルビアのほうがよりゴールチャンスを得ていたことは確かだった。大柄な選手の揃ったセルビアに対し、日本はFW三島康平(4年=駒澤大)に対してなかなか有効なくさびを入れることができず、サイドからの攻撃もつながらない。かろうじて中央からの突破で何度かチャンスを作るものの、ゴール前で跳ね返されてしまい、どうしても決定的なチャンスまで持っていくことができない。

 後半10分には、これまで7得点をあげているFW永井謙佑(3年=福岡大、福岡特別指定選手)を投入するも、徹底して裏のスペースを消され、そのスピードを生かすことができない。逆に、セルビアの鋭いカウンターや思い切りのいいミドルからあわやというシーンもあったが、これは河田の好セーブとCB中山友規(4年=駒澤大)を中心とした守りでゴールを許さず。
 終盤にはボランチに展開力のあるMF千明聖典を投入、左ハーフにDF中川裕平(4年=早稲田大)、右にMF山田大記(3年=明治大)を置くなどして流れを変えようとするも、結局0-0のまま90分が終了。ユニバの規定により延長戦を行わず結果はPK戦に持ち込まれた。
 PK戦では日本が2人シュートに失敗。しかしGK河田がPK3本を止める活躍を見せ、準決勝・イタリア戦へと駒を進めた。

<写真>勝利の瞬間、殊勲の河田に向け、イレブンが一斉に駆け寄り、喜びを爆発させた
(取材・文 飯嶋玲子)

[大学サッカー]

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