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超厳戒!岡田ジャパンがイエメンで緊迫の練習開始

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Text alert@サヌア(イエメン)
アジア杯最終予選イエメン戦に臨む岡田ジャパンを、衝撃のニュースが待ち受けていた。在イエメン米大使館は3日、国際テロ組織アル・カイダ系の、イエメンを拠点とする組織「アラビア半島のアル・カイダ」が攻撃を仕掛ける恐れがあるとして、首都サヌアにある大使館を閉鎖すると発表した。また、在イエメン英大使館も同日、「治安上の理由」で閉鎖した。
サヌアの中心部にある米大使館では2008年9月、武装勢力との銃撃戦でイエメンの治安部隊員ら19人が死亡している。

衝撃の事実を耳にした日本代表だが、午後4時からの練習は予定通り行なった。原博実団長代行は「イエメンサッカー協会は全力で、日本選手、サポーター、記者を守ると言ってくれている。米国と英国の大使館撤退は政治的な背景もあると思う」と説明。その言葉通り、代表バスはパトカーの護衛つきで移動し、練習会場周辺では銃を持った大勢の兵隊が警備にあたった。

ただ、あまりのものものしさに若手中心の“小侍”はビクビク状態。
山田直輝は「銃が怖い。両親は心配しているけど、チャンスは少ないから頑張れと言われた」と、戸惑いの表情を隠しきれなかった。
(取材・文・矢内由美子)

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