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平山は岡田ジャパンで生きるか、怪物が国内お披露目へ

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 怪物は本物か。A代表デビューとなった1月6日のアジア杯予選・イエメン戦でハットトリックを達成したFW平山相太(F東京)が国内組ベストメンバーで初めての実戦に臨む。

 イエメン遠征、指宿合宿をへてチームコンセプトは「けっこう理解できた」という。攻守の切り替え、前線からの守備。岡田ジャパンのFWに要求されることは多い。ただ、岡田武史監督が「(平山が)ディフェンスでどれだけ活躍しても意味がない。最低限やらなければいけないことはあるが、一番大切なのは自分の特徴をチームの中でどれだけ出していけるか」と指摘するように、やはりFWとしてゴールが何よりも求められている。

 岡田ジャパンに今までなかった「高さ」という武器を発揮し、チームとしても上手く生かすことができれば、チームの幅は広がる。ベネズエラ戦は途中出場が濃厚だが、W杯本大会でも終盤にパワープレーが必要となる場面が来るかもしれない。平山が可能性を見せることができれば、強力なオプションになる。

 「どの試合も全力でやる気持ちは変わらない。特別な試合はない。出たときには全力でやりたい」。言葉数は少なかったが、期する思いは強いはず。190cmの大型FWは岡田ジャパンで機能するのか。日本の未来を左右する一戦と言っても過言ではない。

<写真>イエメン戦でハットトリックのFW平山相太は岡田ジャパンに新たな武器を加えられるか

(取材・文 西山紘平)

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