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日本vs韓国 前日練習後の岡田監督コメント

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 日本代表は13日、14日の韓国戦(国立)に向け、千葉県内で前日練習を行った。
以下、練習後の岡田監督コメント

岡田武史監督
―選手のコンディションは?
「問題ない。昨日はダウンで、今日も軽め。明日はいい状態になると思う」

―岡崎と長友の状態は?
「今は全員、明日の試合ができる状態。休んだのは1、2日だし、コンディション的にも2人は問題ない」

―韓国については?
「韓国は彼らの良さを生かしたサッカーをしているし、我々も我々の良さを生かしたサッカーをする。お互いにそれをやり通す、がっぷりよつに組み合う、いい試合になると思う。楽しみにしている」

―向こうもタイトルがかかっているが?
「僕らの前に中国の試合があるので、中国が勝つと、韓国はタイトルの可能性がなくなる。ただ、それを抜きにして、韓国は2連敗できないだろうし、日本に負けられない気持ちもあるはず。願ってもないし、我々も負けられない。激しい試合になると思う」

―香港の監督が「日本はゴールを取ることよりパスをつなぐことに意識がいっている」と話していたが?
「まずゴールだし、行けないときはビルドアップ。どちらかだけでなく、状況に応じて判断しようと話している」

―タイトルを取るには得失点差も重要だが?
「相手がこうなったらどうとかではなく、韓国に勝つためにベストを尽くす。そのために準備をしているし、日本らしいサッカーをして、結果として勝てるようにしたい」

―サポーターも香港戦よりは入りそうだが?
「寒い中、たくさんの人がスタジアムに足を運んでくれてありがたい。そういう人に満足してもらえるような熱いゲームを見せたい」

―試合後はブーイングも起きているが、結果で応援に応える必要がある。
「勝ちましたけど、こないだは。選手はベストを尽くしているし、何もなまけていない。甘んじて受け入れるが、そのためにやるのではなく、勝つために、W杯での大きな目標に向かってベストを尽くすだけ」

―香港戦では流れの中から崩したゴールがなかったが?
「セットプレーだけで点を取っていると、流れの中からゴールがないと言われるし、流れの中から取ると、セットプレーで取れないと言われる。崩しているからセットプレーも取れるし、あれだけ引いた相手であれば、セットプレーは多くなる。自分たちだけでなく、相手の戦い方も関係してくる。我々は同じことをしているし、やることは変わらない。セットプレーで取れてもいいし、流れの中で取れてもいい。日本人のストロングポイントを生かしたサッカーが最終的にできればいいと思っている」

―韓国はこれまでの相手ほど引いてこないと思うが?
「中国も攻めてきていたけど。区分けはしていないが、香港も練習ではプレスをかけて、ラインを上げていたと聞いている。試合になるとどうなるか分からないが、韓国は個々の力、フィジカル、基本技術の高いチーム。我々にはいいテストになる」

―ベストメンバーで戦うのか?
「現状で韓国に勝つためにベストなメンバーで臨むつもり」

―非公開で何を練習したのか?
「コンディション調整と、セットプレーの攻撃の動きの確認」

―中国が勝ったときは、それ以上の点差で勝つ必要があるが?
「サッカーに満塁ホームランはない。目の前の1点を取るしかない。“たくさん取らないと”と思うと、焦って自滅する。そういうことは絶対にないようにしたい」

―あくまで優勝にこだわる?
「やるからにはこだわっています」

(取材・文 西山紘平)

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