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一発退場の闘莉王はチームメイトに謝罪

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[2.14 東アジア選手権 日本1-3韓国 国立]

 闘将の頭に血が上ったか。前半41分、MF遠藤保仁のFKをGKがキャッチすると、ゴール前でDFカン・ミンスと交錯して転倒したDF田中マルクス闘莉王が起き上がりざまに足で蹴ってしまった。主審の判定は一発退場。DF中澤佑二は「レフェリーはもう走っていたし、もめているのを見てないのに」とかばったが、決してやってはいけないプレーだった。

 試合後の控室では選手に「ごめん」と謝ったというが、ミックスゾーンでは何度も呼び止める報道陣に「お疲れさまです」との言葉を繰り返し、制止を振り切って足早に通り抜けた。

 前半22分にはやはり遠藤のFKからゴール前でカン・ミンスに押し倒され、PKを獲得した。この場面以外でも何度も2人はやり合い、激しく言い合っているシーンもあった。相手の挑発に乗せられたか。主審が闘莉王にレッドカードを提示すると、カン・ミンスは堂々とガッツポーズしていた。

 闘志あふれるプレーは闘莉王の最大の持ち味である。だが、それが仇になることもある。W杯で戦う世界のFW陣はひと癖もふた癖もある選手ばかり。今回の経験を教訓にしてほしい。

<写真>前半41分に退場した日本代表DF闘莉王
(取材・文 西山紘平)

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