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エムボマ氏が岡田ジャパンに辛口評価、「現実的な目標にするべき」

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 元カメルーン代表のパトリック・エムボマ氏が、南アフリカW杯全64試合をハイビジョン生中継するスカパー!のメディアアドバイザーに就任し、12日、都内で記者会見を行った。

 スカパー!で実況を担当する倉敷保雄氏との対談では、日本とカメルーンがW杯で同組になったことについて「私が応援する2チームが同じグループに入り、しかも初戦で対戦するということで、この上ない喜び。できることなら日本とカメルーンの2チームがグループリーグを突破してほしい」と語った。

 会見後の囲み取材では日本代表について「私がJリーグでプレーしていたときから年月もたち、比べ物にならないぐらい成長していると思う」と指摘。「カメルーンは過去に何度も対戦しているが、日本に勝てていない(日本の2勝1分)。体が大きいわけではないが、俊敏性、運動量があって、やりづらい相手だとカメルーンの人はみんな思っている」と社交辞令とも思えるリップサービスが続いたが、岡田武史監督がW杯でベスト4を目標にしていると言われると、表情が一変。「目標としてはいいことだけど、あまり急ぎ過ぎてもよくない。日本はまだベスト8にもいってない。まずベスト8を現実的な目標にするべきだと思う」と辛口だった。

<写真>スカパー!のメディアドバイザーに就任したパトリック・エムボマ氏

(取材・文 西山紘平)

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