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あのカズ騒動再び? W杯メンバー2段階選抜で28人選出の可能性が浮上

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 5月10日が有力視されるW杯日本代表のメンバー発表だが、従来の登録23人のメンバー分ではなく、28人が選出される可能性が出てきたと、11日のスポーツニッポンが伝えている。

 当初は正式登録できる23選手と、4-5人のバックアップメンバーを分けて選ぶ予定だったが、Jリーグの各クラブから「最初から23人と5人を分けたら(バックアップ選手の)モチベーションが保てない」という意見が噴出。まず28人を発表し、正式23人登録の期限となるW杯杯開幕10日前の6月1日までに、登録23選手とバックアップ選手の枠を決める2段階選抜を検討することになったという。

 日本協会の原博実強化担当・技術委員長は「現時点で岡田監督は23人+5人という形で発表する可能性が高い」としながらも、「選択肢として(28人発表も)残しておくということ。最後は現場の判断になるから監督しか分からない」と説明している。

 当初、4-5人のバックアッパーはロンドン世代などの若手が中心と言われていたが先日、方針転換。年齢や将来性だけではなく、あくまで怪我人などが出た場合に、戦力として計算できる選手を選ぶ見通し。若手ならまだしも、経験豊富な選手が“練習&紅白戦要因”と分かって帯同するのは、微妙な対応ともいえる。

 先に28人を選び2段階選抜とした場合、岡田武史監督にとっては、いまだに尾を引いているとされるあの“問題”が出てくる。第一次政権の1998年フランスW杯では同様の方式をとり、大会直前にFW三浦知良(当時V川崎、現横浜FC)ら3人を外して物議をかもしたが、それが繰り返されるのか…。果たして指揮官の決断は-。

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(文 近藤安弘)

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