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エトー封じは任せた、長友が右SBで先発か

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 FWサミュエル・エトーをどう封じるか。日本が勝つための最重要ポイントが、そこにある。決してチーム状況が良くない岡田ジャパンだが、カメルーンもまた同じような状況にある。

 エトーとロジェ・ミラ氏の衝突。選手起用に不満を抱えるDFリゴベール・ソング、DFジェレミ・ヌジタップらベテラン選手。さらにはGKイドリス・カメニ、MFアレクサンドル・ソングという主力選手が先発から外れるという情報もある。

 とはいえ、チームの不安を圧倒的な個の力で一蹴することができるのもアフリカチームの特徴だ。その筆頭がエトーとなる。

 3トップの左FWで先発する見込みのエトーと対面するサイドバックでは、DF今野泰幸が4日のコートジボワール戦で右ひざを負傷した影響で欠場する可能性が高い。すでに練習には合流しているものの、起用は第2戦以降に持ち越すのではないか。

 サイドバックで先発濃厚なのはDF長友佑都とDF駒野友一。2人とも左右両方でプレー可能で、どちらが右に回るかは未知数だが、5月24日の韓国戦や同30日のイングランド戦でMFパク・チソン、MFセオ・ウォルコットという世界レベルの相手と互角に渡り合った長友が右サイドバックに入り、エトーとマッチアップする可能性が高い。

 「(対面に)エトーがたぶん来ると思う」と真っ向勝負で迎え撃つ覚悟を見せた長友。「1対1でまずぶつかって、これぐらいだなというのをつかんで、間合いを確かめたい」とすでにイメージは描いている。日本の“エースキラー”として存在感を高めるダイナモが岡田ジャパンのキーマンだ。

<写真>長友佑都はエトー対策で右サイドバックで先発する可能性もある

(取材・文 西山紘平)

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