日本vsサウジアラビア 前日練習後の選手コメント
日本代表は16日、引き分け以上でグループリーグ突破が決まる17日のサウジアラビア戦に向け、試合会場のアルラーヤンスタジアムで公式練習を行った。
以下、練習後の選手コメント
●FW前田遼一(磐田)
―サウジ戦のテーマは?
「ほんと、点を決めたいなと思います」
―センタリングへ飛び込む動きは良くなってきているのでは?
「もっと精度を高めたいです。届かないときもあったので、動き出しをもう少し速くして、もっと合わせていくようにしたいと思います」
―このチームのクロスに特色はある?
「特別なことはないです」
―サイド攻撃以外に意識している形は?
「スルーパスが出てくるので、そういうところからも突破できるといいと思います」
―前線の4人が流動的に動いているのか、あるいは3+1なのか。
「僕はどちらかというとひとり高さをつくっている感じです」
―かなり動いているように見えるが?
「ポジションは変えていますけど。他の選手と違って、ポジションチェンジをしているというのとは違います」
―この大会をどういう大会にしたいか?
「しっかり結果を残して代表に定着する大会にしたいと思っています」
●FW岡崎慎司(清水)
―スタジアムのピッチは?
「ちょっと緩くて滑りやすい。2つスパイクを持っていこうかな」
―試合に向けては?
「激しい試合になるのは間違いない。映像を見ても個人技が高いチームだし、ひとりひとりやってやろうという気持ちが強い。テクニックが高いし、サイドをえぐってくるSBもいる。そういうチームに対していかに主導権を握ってサッカーができるか。それが今後、アジアで勝ちぬいていくためにも必要になると思う。グループリーグ突破も懸かった試合だし、緊張感ある試合になると思う」
―先発の可能性もあるが?
「準備は常にできている。いい形のチャンスもつくれているし、コンディションもいい。点を取れれば。十分チャンスはあると思うし、そこで決められずにいるから苦しい試合になっている。最初の2試合はアジアの雰囲気に慣れない部分もあったかもしれないけど、3戦目は言い訳ができない」
●MF香川真司(ドルトムント)
「だれが出るか分からないし、どういうフォーメーションかも分からないけど、出た選手でしっかち勝ちたい。ケガ人の状況はいまいち分からないし、監督が判断することなので、僕たちはしっかり準備をして、だれが出てもいいサッカーができる自信はあるので頑張りたい」
―サウジの印象は?
「能力のあるチームだと分かっているが、ビデオを見た限りだと、イージーなディフェンスだったり戦い方をしているので、僕らにとってはスペースができやすい。ただ、個人の能力は高いので、ちょっとでもプレスが遅れたり、連動できなかったりすればやられると思う。攻撃ではいい選手が多いし、守備でも1対1の能力は高く、球際は激しく来るので、それ以上の気持ちでやらないといけない」
―前の2戦と比べてスペースは生まれやすそうだが?
「たぶん1ボランチなので、バイタルにスペースが生まれる可能性は高いというのはスカウティングで分かっている。明日の形は分からないけど、そこを上手く突きながら展開できれば」
―トップ下で先発の可能性もあるが?
「どこのポジションでやるにせよ、自分はゴールのイメージを常に持っている。ポゼッションを高めるのも1つの方法だけど、最後の3分の1で結果を出さない限り、評価されないポジションだと思うし、そこにこだわって常にチャンスを狙っていきたい」
―これまでもゴールまであと一歩のところまで来ているが?
「1試合にワンチャンスは必ず来るので、それをいかに決めるか。そういう意味では、そのワンチャンスに集中して、前半のうちに決められれば、自分の展開になってくると思う」
●MF遠藤保仁(G大阪)
―2列目の並びが変わりそうだが?
「別にあまり何とも思っていないし、(松井)大輔にしても(本田)圭佑にしても1日でも早く戻って来れればいいことだと思う。前の並びが多少なりとも変わっても、1試合目より2試合目はいい感じでできているし、明日さらにやっていけばいいと思う。コミュニケーションを取るのは難しいですけど、試合に臨む前までにいろんな確認をして臨めればいいかなと思います」
―最終ラインの前でさばいてあまり前に行かないのは監督の指示なのか?
「指示ではないですし、僕らの前にいる4人が攻撃的ですし、長谷部も行けば5人いる。逆に僕が行っちゃうとっていう感じですね。もちろんゴール前まで顔を出せるようにすればいいと思うし、それはタイミングを見ながらやっていけばいいと思います」
―シリア戦で長谷部君と右と左を入れ替えたのは戦術的な理由?
「いや、今まで僕とハセの並びではそっちの方が多かったので、そうしただけ。戦術上とかはあまりないと思います」
―左右を入れ替えて連動したのはやり慣れていたから?
「やり慣れているのもあると思いますけど、1試合目より2試合目の方がスペース多かったので、そういう理由だと思う。どちらにしても、どういう並びにしても、僕自身はそんなに違和感なくやれるので、どちらでもいい」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―トップ下に本田ではなく香川が入る可能性があるが?
「基本、やり方は変わらないと思うけど、その選手の特徴というものがあるので、そういうものはもちろん引き出してあげたい。ただフォーメーションとかは基本的に変わらないと思う」
―本田の場合と香川の場合の違いは?
「やっぱり真司は狭いところでキュッキュッていうプレーヤーだし、圭佑の場合は力強さだったりがある。あとは2人とも前を向いてボールを持ったらチャンスをつくる。ただ、明日の試合で真司がトップ下をやるかどうかは分からないですけどね」
●MF藤本淳吾(名古屋)
「出るかどうか分からないけど、しっかり準備したい。サウジは敗退が決まっているけど、そんなのは関係なく、自分たちがステップアップできるかどうか。一戦一戦よくなってきているので、次の準備をしていきたい」
―今までは途中出場が多かったが?
「スタメンで出たい気持ちはあるけど、まだ分からないので準備だけはする」
―サウジ攻略のポイントは?
「今日の夜くらいから考える。あんまり考え込むタイプじゃないので」
―FKを蹴るチャンスもあるかもしれないが?
「そういう場面でいいボールが蹴れるように準備したい」
●MF柏木陽介(浦和)
―監督から何か言われていたが?
「休むのも大事だから、練習せずに休めみたいに言われました。めっちゃ痛いわけではないけど、これ以上ケガ人が出たらきついからと。でも俺は普通にやれるくらいと自分で分かるし、休むと体が重くなるからやらせてくれと言った」
―ケガ人が出てきて監督もナーバスに?
「ナーバスというか、これ以上(ケガ人を)出したらね。試合に出ていない人は、結構スプリントとかやっているから。試合に出ている人はリズムができるけど、出ていない人はリズムができない。上げすぎないためにも抑えるということ。無理させたくないだけ。ただ、俺はそれをやらせてくれと。やらないと動けないからと言いました」
―2列目の離脱者が多いが?
「準備はいつでもしているから。出ろと言われたら出るし、出ないなら自分が出るためにチャンスは出てくると思う」
―練習ではボランチと2列目のどちらをやっている?
「むしろ2列目が多い。でも仕方ない。メンバーを見てトップ下系というと唯一俺しかいないから。トップ下と言うか、前線。でもメンバーは混ぜ混ぜだから、特に(だれが先発とかは)ないけど」
―出番が来たら?
「準備はしているけど、俺が選べることじゃない。無理するなと言われているのも俺だけじゃなく、みんな」
―違和感の箇所は?
「シュートを打ち過ぎて左の内転筋が痛かった。でも別にそんなひどくないけど、ケアしてもらった、それだけです」
●DF吉田麻也(VVV)
―サウジアラビアの印象は?
「2敗しているけど、逆に失うものがなくてリラックスしてくる。勝ち点1でも(決勝トーナメントに)行けるけど、引き分けを狙うことはないと思う。僕たちは勝たなければいけないし、成長もしなければいけない」
―無失点で終えた試合がないが?
「もちろん、次はゼロでいきたい」
―これまでの2試合は後半に足が止まる時間帯があったが?
「前半と同じように、後半もボールを回す時間が長ければ長いほど、試合運びは楽になる。前半で満足することなく、後半もリズムを落とさずに自分たちのペースで高い位置でボールを回せば、カウンターを受けることもないし、チャンスもつくることができる。そこをボランチと意識しながらやっていきたい」
―サウジは裏にスペースがあるから、フィードが武器になる?
「相手が引いてこなかったら、十分可能性はあると思う」
―チーム状態は良くなっている?
「お互いのやり方がだいぶ分かるようになったし、コンビネーションの部分は良くなっている。コンディションも僕自身は良くなっている」
●DF森脇良太(広島)
―別メニューだったが?
「明日に向けて、僕自身がベストコンディションで臨めるように別メニューでやらせてもらったという感じです」
―どこか張っているのか?
「いいえ、特にないです。ベストな状態で臨めるように決断しました。特定の箇所というのではない。筋肉的な張りは、いつもシーズンで戦っているような張り。特別今回だけというものではないです。広島は天皇杯も早く終わって、間が開いてしまったから」
―無理するなという指令が出ているのか?
「それも多少はあるのかも。ケガしたら元も子もないですから。指令は特に出ていないけど、それぞれの選手に対して気にかけてくれている」
―負荷のきついメニューに見える。
「負荷はきついですけど、そういうやり方でもやっぱり僕ら選手はやっていかないといけないし、そこらへんは監督も判断してやっていると思うので、特別変に感じることはない。大丈夫です」
●GK西川周作(広島)
―いよいよサウジアラビア戦だが?
「いい準備ができた。今日も集中して練習できたし、コンディションも上がってきている。気持ちの準備はできている。明日はしっかりゼロに抑えて、決勝トーナメントに行きたい。向こうは2連敗しているけど、一番そういうチームが最後に力を発揮してくる。気を引き締めないとやられるし、立ち上がりから集中して入りたい。まずは失点しないことを考えたい」
―シリア戦のPKがA代表では初失点だったが?
「(PKを)止められればチームを救えたし、試合数と失点数にはこだわってやっている。失点数の意識はあったし、悔しかった。これから試合を重ねるごとに、もっともっとこだわって、ゼロに抑えていきたい。この大会はまだ無失点がない。そこはこだわってやっていきたい」
(取材・文 西山紘平、矢内由美子)
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●FW前田遼一(磐田)
―サウジ戦のテーマは?
「ほんと、点を決めたいなと思います」
―センタリングへ飛び込む動きは良くなってきているのでは?
「もっと精度を高めたいです。届かないときもあったので、動き出しをもう少し速くして、もっと合わせていくようにしたいと思います」
―このチームのクロスに特色はある?
「特別なことはないです」
―サイド攻撃以外に意識している形は?
「スルーパスが出てくるので、そういうところからも突破できるといいと思います」
―前線の4人が流動的に動いているのか、あるいは3+1なのか。
「僕はどちらかというとひとり高さをつくっている感じです」
―かなり動いているように見えるが?
「ポジションは変えていますけど。他の選手と違って、ポジションチェンジをしているというのとは違います」
―この大会をどういう大会にしたいか?
「しっかり結果を残して代表に定着する大会にしたいと思っています」
●FW岡崎慎司(清水)
―スタジアムのピッチは?
「ちょっと緩くて滑りやすい。2つスパイクを持っていこうかな」
―試合に向けては?
「激しい試合になるのは間違いない。映像を見ても個人技が高いチームだし、ひとりひとりやってやろうという気持ちが強い。テクニックが高いし、サイドをえぐってくるSBもいる。そういうチームに対していかに主導権を握ってサッカーができるか。それが今後、アジアで勝ちぬいていくためにも必要になると思う。グループリーグ突破も懸かった試合だし、緊張感ある試合になると思う」
―先発の可能性もあるが?
「準備は常にできている。いい形のチャンスもつくれているし、コンディションもいい。点を取れれば。十分チャンスはあると思うし、そこで決められずにいるから苦しい試合になっている。最初の2試合はアジアの雰囲気に慣れない部分もあったかもしれないけど、3戦目は言い訳ができない」
●MF香川真司(ドルトムント)
「だれが出るか分からないし、どういうフォーメーションかも分からないけど、出た選手でしっかち勝ちたい。ケガ人の状況はいまいち分からないし、監督が判断することなので、僕たちはしっかり準備をして、だれが出てもいいサッカーができる自信はあるので頑張りたい」
―サウジの印象は?
「能力のあるチームだと分かっているが、ビデオを見た限りだと、イージーなディフェンスだったり戦い方をしているので、僕らにとってはスペースができやすい。ただ、個人の能力は高いので、ちょっとでもプレスが遅れたり、連動できなかったりすればやられると思う。攻撃ではいい選手が多いし、守備でも1対1の能力は高く、球際は激しく来るので、それ以上の気持ちでやらないといけない」
―前の2戦と比べてスペースは生まれやすそうだが?
「たぶん1ボランチなので、バイタルにスペースが生まれる可能性は高いというのはスカウティングで分かっている。明日の形は分からないけど、そこを上手く突きながら展開できれば」
―トップ下で先発の可能性もあるが?
「どこのポジションでやるにせよ、自分はゴールのイメージを常に持っている。ポゼッションを高めるのも1つの方法だけど、最後の3分の1で結果を出さない限り、評価されないポジションだと思うし、そこにこだわって常にチャンスを狙っていきたい」
―これまでもゴールまであと一歩のところまで来ているが?
「1試合にワンチャンスは必ず来るので、それをいかに決めるか。そういう意味では、そのワンチャンスに集中して、前半のうちに決められれば、自分の展開になってくると思う」
●MF遠藤保仁(G大阪)
―2列目の並びが変わりそうだが?
「別にあまり何とも思っていないし、(松井)大輔にしても(本田)圭佑にしても1日でも早く戻って来れればいいことだと思う。前の並びが多少なりとも変わっても、1試合目より2試合目はいい感じでできているし、明日さらにやっていけばいいと思う。コミュニケーションを取るのは難しいですけど、試合に臨む前までにいろんな確認をして臨めればいいかなと思います」
―最終ラインの前でさばいてあまり前に行かないのは監督の指示なのか?
「指示ではないですし、僕らの前にいる4人が攻撃的ですし、長谷部も行けば5人いる。逆に僕が行っちゃうとっていう感じですね。もちろんゴール前まで顔を出せるようにすればいいと思うし、それはタイミングを見ながらやっていけばいいと思います」
―シリア戦で長谷部君と右と左を入れ替えたのは戦術的な理由?
「いや、今まで僕とハセの並びではそっちの方が多かったので、そうしただけ。戦術上とかはあまりないと思います」
―左右を入れ替えて連動したのはやり慣れていたから?
「やり慣れているのもあると思いますけど、1試合目より2試合目の方がスペース多かったので、そういう理由だと思う。どちらにしても、どういう並びにしても、僕自身はそんなに違和感なくやれるので、どちらでもいい」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―トップ下に本田ではなく香川が入る可能性があるが?
「基本、やり方は変わらないと思うけど、その選手の特徴というものがあるので、そういうものはもちろん引き出してあげたい。ただフォーメーションとかは基本的に変わらないと思う」
―本田の場合と香川の場合の違いは?
「やっぱり真司は狭いところでキュッキュッていうプレーヤーだし、圭佑の場合は力強さだったりがある。あとは2人とも前を向いてボールを持ったらチャンスをつくる。ただ、明日の試合で真司がトップ下をやるかどうかは分からないですけどね」
●MF藤本淳吾(名古屋)
「出るかどうか分からないけど、しっかり準備したい。サウジは敗退が決まっているけど、そんなのは関係なく、自分たちがステップアップできるかどうか。一戦一戦よくなってきているので、次の準備をしていきたい」
―今までは途中出場が多かったが?
「スタメンで出たい気持ちはあるけど、まだ分からないので準備だけはする」
―サウジ攻略のポイントは?
「今日の夜くらいから考える。あんまり考え込むタイプじゃないので」
―FKを蹴るチャンスもあるかもしれないが?
「そういう場面でいいボールが蹴れるように準備したい」
●MF柏木陽介(浦和)
―監督から何か言われていたが?
「休むのも大事だから、練習せずに休めみたいに言われました。めっちゃ痛いわけではないけど、これ以上ケガ人が出たらきついからと。でも俺は普通にやれるくらいと自分で分かるし、休むと体が重くなるからやらせてくれと言った」
―ケガ人が出てきて監督もナーバスに?
「ナーバスというか、これ以上(ケガ人を)出したらね。試合に出ていない人は、結構スプリントとかやっているから。試合に出ている人はリズムができるけど、出ていない人はリズムができない。上げすぎないためにも抑えるということ。無理させたくないだけ。ただ、俺はそれをやらせてくれと。やらないと動けないからと言いました」
―2列目の離脱者が多いが?
「準備はいつでもしているから。出ろと言われたら出るし、出ないなら自分が出るためにチャンスは出てくると思う」
―練習ではボランチと2列目のどちらをやっている?
「むしろ2列目が多い。でも仕方ない。メンバーを見てトップ下系というと唯一俺しかいないから。トップ下と言うか、前線。でもメンバーは混ぜ混ぜだから、特に(だれが先発とかは)ないけど」
―出番が来たら?
「準備はしているけど、俺が選べることじゃない。無理するなと言われているのも俺だけじゃなく、みんな」
―違和感の箇所は?
「シュートを打ち過ぎて左の内転筋が痛かった。でも別にそんなひどくないけど、ケアしてもらった、それだけです」
●DF吉田麻也(VVV)
―サウジアラビアの印象は?
「2敗しているけど、逆に失うものがなくてリラックスしてくる。勝ち点1でも(決勝トーナメントに)行けるけど、引き分けを狙うことはないと思う。僕たちは勝たなければいけないし、成長もしなければいけない」
―無失点で終えた試合がないが?
「もちろん、次はゼロでいきたい」
―これまでの2試合は後半に足が止まる時間帯があったが?
「前半と同じように、後半もボールを回す時間が長ければ長いほど、試合運びは楽になる。前半で満足することなく、後半もリズムを落とさずに自分たちのペースで高い位置でボールを回せば、カウンターを受けることもないし、チャンスもつくることができる。そこをボランチと意識しながらやっていきたい」
―サウジは裏にスペースがあるから、フィードが武器になる?
「相手が引いてこなかったら、十分可能性はあると思う」
―チーム状態は良くなっている?
「お互いのやり方がだいぶ分かるようになったし、コンビネーションの部分は良くなっている。コンディションも僕自身は良くなっている」
●DF森脇良太(広島)
―別メニューだったが?
「明日に向けて、僕自身がベストコンディションで臨めるように別メニューでやらせてもらったという感じです」
―どこか張っているのか?
「いいえ、特にないです。ベストな状態で臨めるように決断しました。特定の箇所というのではない。筋肉的な張りは、いつもシーズンで戦っているような張り。特別今回だけというものではないです。広島は天皇杯も早く終わって、間が開いてしまったから」
―無理するなという指令が出ているのか?
「それも多少はあるのかも。ケガしたら元も子もないですから。指令は特に出ていないけど、それぞれの選手に対して気にかけてくれている」
―負荷のきついメニューに見える。
「負荷はきついですけど、そういうやり方でもやっぱり僕ら選手はやっていかないといけないし、そこらへんは監督も判断してやっていると思うので、特別変に感じることはない。大丈夫です」
●GK西川周作(広島)
―いよいよサウジアラビア戦だが?
「いい準備ができた。今日も集中して練習できたし、コンディションも上がってきている。気持ちの準備はできている。明日はしっかりゼロに抑えて、決勝トーナメントに行きたい。向こうは2連敗しているけど、一番そういうチームが最後に力を発揮してくる。気を引き締めないとやられるし、立ち上がりから集中して入りたい。まずは失点しないことを考えたい」
―シリア戦のPKがA代表では初失点だったが?
「(PKを)止められればチームを救えたし、試合数と失点数にはこだわってやっている。失点数の意識はあったし、悔しかった。これから試合を重ねるごとに、もっともっとこだわって、ゼロに抑えていきたい。この大会はまだ無失点がない。そこはこだわってやっていきたい」
(取材・文 西山紘平、矢内由美子)
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