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新4番・22番の槙野&吉田が決意、中澤&闘莉王に「恥じないプレーを」

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 「4番&22番」の新コンビが日本のゴール前に立ちはだかる。背番号4を任されたDF槙野智章(ケルン)と、1月のアジア杯に続いて背番号22を付けるDF吉田麻也(VVV)。昨年6月の南アフリカW杯で、文字通り日本の壁となり16強進出を支えたDF田中マルクス闘莉王、DF中澤佑二から4番と22番を受け継ぐ形となった。

 29日の「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」で対戦するJリーグ選抜「Jリーグ TEAM AS ONE」には、その中澤と闘莉王がいる。槙野は「(中澤)佑二さん、闘莉王さんの目の前で戦うわけで、今回は4番なので、闘莉王さんの背番号に恥じないプレーを見せたい」と決意を語った。

「代表では初めて」という背番号4になった槙野は思わず代表スタッフに「なぜ、4番?」と確認したところ、「タイプが似ているから」と言われたという。守備だけではなく、果敢なオーバーラップなど攻撃力も持ち味の2人。それでも「僕は(闘莉王とは)また違う選手像をつくっていかないといけない」と、新たな背番号4のイメージをつくっていくつもりだ。

「簡単に勝てる相手ではない」と警戒する吉田も「僕らは代表として勝たないといけない」と力を込める。

「チャリティーマッチというのを理由にせず、いいパフォーマンスを見せて戦うことが大事。相手はいい選手がたくさんそろっているし、経験ある選手がそろっているけど、勝ちにこだわってやっていきたい」

 中澤、闘莉王を含め、元代表戦士がずらりと並ぶJリーグ選抜。世代交代を印象付けるためにも、日本の最終ラインを守るのは自分たちだということをピッチの上で証明してみせる。

(取材・文 西山紘平)

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