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U-22関塚監督「課題はフィニッシュ」

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 3日間の短期合宿を終え、U-22日本代表関塚隆監督は「攻撃のコンセプトや狙いなど、いい形はできていたけど、フィニッシュまでいかない。もっと意識を高めていかないと」と苦言を呈した。

 この日は2試合180分で2得点。特に主力組の時間帯はゴールが入らないどころか、シュートまでいかずに終わることが多かった。

 2試合ともトップ下でプレーした宇佐美貴史(G大阪)は「アタッキングサードまではいくけど、最後のところまでやりきるのが足りなかった。個人のイマジネーションに周りがついていけていないところもあった」と言い、左サイドハーフの原口元気(浦和)も「クサビは入るけど、収まらなかった。足下ばかりのことも多かったので、もっと裏に抜けたり、僕がスペースを作っていければ良かった」と反省を口にした。

 12日のシュート練習では、小倉勉コーチが「シュート練習は遊びじゃないんだ。シュートが入っていないから練習するんだぞ」と声を荒らげる場面もあった。ロンドン五輪アジア2次予選は通常のリーグ戦ではなく、ホームアンドアウェーの〝一発勝負〟。6月決戦までいかにしてゴールへの執念と精度を高めていくかーー。
(取材・文 矢内由美子)

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