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“招集4度目の正直”森脇が国際Aマッチデビュー

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 アジア杯直前合宿へのサポート要員としての参加、アジア杯への緊急招集、チャリティーマッチ、そして今回のキリン杯。MF森脇良太(広島)がザックジャパン4度目の招集で国際Aマッチデビューを果たした。

 出番が訪れたのは後半30分だった。システムは4-2-3-1。右SBの伊野波雅彦と交代してピッチに立つと、的確なポジショニングと果敢なオーバーラップでチャンスメークに絡み、存在感を示していった。

「特に大きな指示はなかったけど、攻撃になったらアグレッシブにやるように言われた。もう少しやりたかったし、先発で出られたらよかったけど、少ない時間の中で自分の持ち味をある程度出せたと思う」と胸を張った。

 3月のチャリティーマッチに後半33分から途中出場し、“代表デビュー”は済ませていたが、国際Aマッチ出場はこの日が初めて。それでも緊張はまったくなく、むしろチャリティーマッチの方が緊張したという。

「守備ではJと世界の差、スピードの面でどれだけ速いのかが分からなかったので、もう少し間合いを詰めて対応していけばよかったと思う。でも、十分自信を持ってやっていける。まだこれがスタート」

 明るいキャラクターはすでに1月のアジア杯で指揮官にも認められている。次はピッチで個性を見せていく番だ。

[写真]途中出場の森脇

(取材・文 矢内由美子)

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