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[女子W杯]なでしこ、世界の頂点へ!!宮間「今のなでしこが最高のチーム」

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 日本女子代表は17日の女子W杯決勝でFIFAランキング1位のアメリカ女子代表と対戦する。決戦を翌日に控えた16日、日本はフランクフルト市内の練習場で各国メディアが見守る中、約70分ほど最終調整を行い、セットプレーでの守備と攻撃の確認や、FK練習などを行った。その後は佐々木則夫監督とMF澤穂希(INAC神戸)、MF宮間あや(岡山湯郷)が前日記者会見に出席した。

 日本サッカー協会によると、佐々木監督は「このチームを率いてアメリカには5連敗している。もうそろそろ1勝してもいい頃。それを含めても、明日の勝率はかなり高いと思う」と冗談めかして話しながらも、「この大会で厳しい試合を戦って、チームは成長してきている。彼女たちは(5連敗してきたときとは)違うなと感じている」と力を込めた。

 また過去にアメリカリーグで2度に渡ってプレーした経験がある澤は「明日は間違いなく最高の一試合になる。代表で18年目だが、その中でW杯の決勝に辿り着くとは、何年か前まで想像できなかった。それが、サッカー人生の一部を育ててくれたアメリカと決勝でできるのは何かの縁。絶対にいい試合ができると思う」とコメント。過去勝ちのないアメリカが相手となるが、「アメリカにも弱点はある。日本の良さを出せば点はとれる。日本はそれまで勝ったことがなかったドイツに勝ち、アメリカを破ったスウェーデンにも勝った。勢いがあるし、勝つチャンスはある」と意気込んだ。

 準決勝のスウェーデン戦ではMOMに選出された宮間は「決勝だと意識せず、今まで佐々木監督になってから、みんなでやってきたことを全部出せるよう、みんなで準備して臨みたい」と話し、「今のなでしこが最高のチームだと思っている。チームを作りあげてきた先輩方の思いは理解していると思う。北京(五輪)の時は、自分たちの不甲斐なさで決勝までいけなかった。明日はその悔しさも力に変えて闘いたい」と決意を語った。

 なでしこジャパンは日本時間17日27時45分、日本サッカー界に新たな歴史を刻むべく、女王・アメリカと対戦する。

[写真]決勝の舞台、フランクフルトのヴァルトスタディオンに設置された優勝トロフィー

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