[2.22 五輪アジア最終予選 マレーシア0-4日本 クアラルンプール]

　ロンドン五輪アジア最終予選グループCで2位のU-23日本代表は22日、第5節で最下位・マレーシアと対戦(アウェー)。DF酒井宏樹(柏)とFW大迫勇也(鹿島)のゴールで前半を2点リードで折り返すと、後半にも2点を加えて4-0で快勝した。第4節終了時点で勝ち点、得失点差で並ぶシリアに総得点で1点劣っていた日本だが、逆転での首位浮上へ大きな4得点。1位突破へ前進した日本は3月14日の最終戦(ホーム)でバーレーンと戦う。

以下、試合直後のコメント

●関塚隆監督
「この暑さのなかで足を止めず、最後までよくやってくれた。たくさんの日本の方が応援に来てくれて力になって、選手と我々と一つになって戦えた」

―勝利が必要な試合だったが。
「この前は残念な結果に終わったが、我々は前進していくしかないと選手たちに言っていた。勝利をめざして調整してきた結果だと思う」

―4得点入ったが。
「チーム全体で点を取るということだったが、特に前のプレイヤーが奮起してくれた」

―次は最終戦。
「これで国立に戻ってプレーができる。しっかりと結果を残したい」

●GK権田修一(F東京)
「本当にきょうはみんなの気持ちがひとつになった結果。試合前からチームがひとつになっていた」

―アウェーでの戦いだったが。
「ある程度、アウェーということで警戒していた。マレーシアもエネルギッシュにきていた。それでもこの前の試合でできなかったことができたと思う」

―無失点で試合を終えて。
「ミスもあったし、反省する部分もあった。相手がカウンター1本で来ることは最初から言っていて。自分が行くか、DFの選手が守るかを話していた。その通りできて良かった。新しい選手が入ってきて、元気が今日も点を取ったり。健勇が入ってきたり、新しく入ってきた選手の良さを生かすのがこのチームの特徴だと思う」

●DF酒井宏樹(柏)
「本当にSBでも点を取りたかったし、攻めていきたかった。きょうは結果が出て良かった」

―先制点を振り返って。
「元気があそこまで仕掛けていって、詰めていれば何かあると思っていた。詰めていて良かった。でもあれは元気のゴール」

―アシストした3点目が大きかったと思うが?
「元気に(パスを入れるというのは)言っていた。相手があそこでボールウォッチャーになるのは分かっていた」

―今日の勝利を振り返って。
「勝つのが大前提だったが、4点取れるとは思わなかった。今後へ向けては大量点を取って、まずは焦らずに勝ちたい。今回は集まる前からチームがいいムードになっていて、ひとつになっていたと思う」

●MF東慶悟(大宮)
「4点取れて良かった。セットプレーで早くに点が取れて良かった。前半に2点、後半に2点が取れたことは収穫だと思う。きょうは観客が多くて、なかなか声が聞こえない部分もあったが、みんなで絶対にロンドンに行くんだと話していた。次も頑張ります」

●MF齋藤学(横浜FM)
「キツかった。(得点の場面は)それまでチャンスもあった。もっと点が欲しい。ゴールのシーンはタカ(扇原)がいいシュートを打って、入ったと思ったが、詰めていて良かった」

―原口選手との連携は?
「元気と自分のところでスイッチを入れていこうと話していた。そのとおりできて良かった」

―4点取れたが?
「4点はまだまだ。満足しちゃいけないと思う。気持ちを前面に出して、いい結果を出せるようにしていきたい」

●MF扇原貴宏(C大阪)
「ミスもあったが前半2点を取って、いい形で折り返すことができた。いい形で試合を優位に進めた」

―セットプレーでの得点だが?
「セットプレーでチャンスがあれば、アシストや得点を狙っていきたいと思っていた。結果につながって良かった」

―中盤の連携は?
「東くんや山口くんとの三角形をつくれて、いい形でボールを動かせたと思う。きょうの結果は悪くはないんじゃないか。次もしっかりやりたい」

●FW原口元気(浦和)
「良かったです。今日はチームとしても個人としても大事な試合だった。結果を出そうと思っていて、出せて良かった」

―久しぶりの代表だったが?
「たくさんの人に支えられなければ戻ってこれなかったので感謝している。必ずゴールを決めようと思っていた。今はホッとしている。たくさんのサポーターも日本から来てくれたし、感謝したい」

―次へ向けて。
「まだ決まっていないので。次も勝って、気持ちよく(五輪出場を)決めたい」

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