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湘南が終了間際の中村弾で富山を下す、9戦ぶり白星

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[6.9 J2第18節 湘南1-0富山 BMWス]

 ここ8試合勝ちなし(5分3敗)で順位浮上を目指す6位湘南ベルマーレはホームで19位カターレ富山と対戦し、1-0で勝利した。終了間際のロスタイム1分に途中出場のFW中村祐也が決勝点。4月22日の東京V戦(2-1)以来となる9試合ぶりの勝利を手にした。

 この日の湘南はDF大野和成、MFハン・グギョン、FW古橋達弥の3人が出場停止。各ポジションで主力を大幅に欠いての一戦は、なかなかゴールが生まれずに苦しい展開となった。序盤から積極的にMF宮崎泰右が仕掛けていくが得点にはつながらない。前半17分には右サイドからドリブル突破。自らシュートを狙うがGKに止められた。

 その後も湘南の決定機が続く。前半29分にはFW菊池大介の左CKからこぼれを展開。宮崎がPA内へパスを送り、最後はMF坂本紘司がシュートを打つが枠を外れた。セットプレーからのチャンスを決めきれずに時間は進んだ。

 対する富山はなかなかシュートまで持ち込めず。前半31分には湘南DFのパスミスを敵陣内でかっさらったMFソ・ヨンドクが左サイドからドリブル突破。自らシュートを狙うもGKに阻まれた。互いに得点は生まれずに0-0で前半を折り返した。

 後半に入っても変わらず、攻める湘南、守る富山という構図が続くがスコアは動かない。湘南は左サイドからMF高山薫が仕掛けるがシュートは枠外。後半20分には右サイドからドリブルで仕掛けたMF古林将太がシュートを狙うがDFに阻まれた。その後もDF三原向平の右クロスからニアサイドの中村をおとりに、ファーサイドの高山がシュートを放つ。しかし枠を外れた。後半30分にはビックチャンス。遠目の位置からのFK、坂本が頭で合わせたがクロスバーを叩いた。

 しかし、このまま終わりかと思われた後半ロスタイム1分だった。右サイドを攻め上がった古林が冷静にクロスを上げる。飛び込んだ中村が頭で叩き込んだ。湘南がついに均衡を破った。そのまま試合は終了し、湘南が1-0で勝利。実に9試合ぶりとなる白星を手に入れた。

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