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大久保が30歳誕生日弾決めるも…神戸は札幌に追いつかれドローに終わる

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[6.9 ナビスコ杯第6節 神戸2-2札幌 ホームズ]

 ともに予選敗退が決定している2チームの対戦、ヴィッセル神戸対コンサドーレ札幌の一戦がホームズスタジアム神戸で行われた。きょう6月9日が誕生日のFW大久保嘉人が2ゴールを奪い、2点のリードを奪った神戸だったが、前半のうちに追いつかれ、試合もそのまま2-2の引き分けに終わった。西野朗監督が就任して3試合でまだ勝ちのない神戸。初勝ち点こそ手にしたが、初勝利はまたもお預けとなった。

 自ら誕生日を祝ってみせた。この日30歳の誕生日を迎えた大久保。前半12分、神戸はMF田中英雄がPA内で倒されてPKを獲得する。キッカーの大久保はキーパーとのタイミングを計った“コロコロPK”を沈めてあっさりバースデーゴールを奪ってみせた。さらに同20分にはMF野沢拓也の浮き球パスをFW都倉賢が頭で落す。ボールは大久保のもとこぼれ、難なく押し込んでこの日2点目を決めた。幸先よく2点のリードを奪った神戸がこのまま試合を優位に進めるかと思われた。

 だがここから札幌が反撃を開始する。まずは前半35分にFW榊翔太が粘りながら頭でゴールにねじ込み、まずは1点差。榊はルーキーながらナビスコ杯3ゴール目となった。勢いに乗る札幌はその2分後にカウンターからMF岡本賢明が左足で豪快ミドルを突き刺し、あっという間に同点に追いついた。

 しかし、点の取り合いとなった前半とは打って変わって、後半はお互い沈黙してしまう。終盤からロスタイムにかけて神戸は波状攻撃を仕掛けたが、札幌GK杉山哲を中心とした気迫のDFを崩すことが出来ず、試合はそのまま2-2の引き分けに終わった。両チームともドローで連敗を止める形となり、神戸は公式戦の6試合ぶり、札幌は4試合ぶりの勝ち点を手にした。


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