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エース阿部2発!!東京Vが鳥取下して連勝飾る

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[6.9 J2第18節 鳥取0-2東京V とりスタ]

 4位東京ヴェルディは敵地で3連敗中の20位ガイナーレ鳥取と対戦し、2-0で勝利した。FW阿部拓馬が2得点の活躍。前節の大分戦(3-1)に続く連勝を飾ると4位の座をキープした。一方の鳥取は4戦15失点で4連敗を喫してしまった。

 2得点を決めた阿部は試合後、「前半で取るというのがヴェルディにとって大事な部分。それができて良かった」と振り返った。先制点が生まれたのは前半終了間際の44分、中央でボールを奪うとカウンター。FW杉本健勇のパスを受けた阿部がドリブルで駆け上がると、PA左から迷いなく右足を振りぬいた。「カウンターっぽくて、みんなが前に入ったお陰でシュートコースが空いた。入って良かった」と話す阿部のシュートが決まり、東京Vが先制に成功した。

 前半終了間際にゴールを奪った東京Vはそのまま前半を折り返す。すると後半22分に追加点。中央でボールを奪ったMF和田拓也が左サイドの阿部へパス。PA左から阿部が右足の技ありシュート。この日2点目を決めて、2-0と差を広げた。そのまま逃げ切った東京Vが勝利。連勝を飾ると4位の座を守った。

 この日の東京VはDF高橋祥平を出場停止で欠き、ルーキーDF田中貴大がプロ初先発。それでも臆することなく序盤から積極的な攻撃参加をみせた。前半26分には右クロスをMF飯尾一慶が落とし、拾った田中が右足シュート。わずかにクロスバー上へ外れた。その後もサイドを起点に素早い攻撃。持ち前のパスをつないで相手守備陣を押し込むと、終わってみれば2点を奪っての快勝となった。

 試合後、東京Vの川勝良一監督は「相手が高いモチベーションで来たのもあって、前半は自分たちの形を出すことができなかった」と反省点を述べながらも、2得点を決めた阿部について「最初はよくなかったがエースというか、そういう自覚があるのでしっかり決めてくれた。全体的にコンディションは良くないけれども、よく結果を出したと思う」と称えていた。

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