FW永井謙佑の勢いが止まらない。Jリーグは27日に延期されていた第9節を行い、名古屋グランパスは敵地でG大阪と対戦。2-2で引き分けた試合で2得点を挙げたのが、U-23代表の予備登録メンバーに名を連ねている永井だ。

　前半8分にケネディの折り返しをボレーで決めると、同18分には快足でDFを振り切り右足ボレーを決めた。ロンドン五輪予備登録メンバーの35人が発表されてからは、3試合で5得点とゴールラッシュが止まらない。

　スポニチ紙によると「今はコンディションが良いし、迷わず打てている。五輪メンバー発表もあるし、得点への気持ちは高まっている」と語った永井。50メートル5秒8の快速が自慢のストライカーは、ロンドン五輪で会いたい選手を問われると、陸上男子100メートルと200メートルのウサイン・ボルトの名を挙げ、「会っても話しかけられるかどうか、分からないけどね」と話したという。

　五輪メンバー18人の発表は7月2日に行われる。「選ばれるかどうか、まだ分からない」と語った永井は、30日の横浜FM戦で、最後のアピールをする。