beacon

仙台は赤嶺弾で好調・神戸に勝利、首位で前半戦折り返す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.7 J1第17節 神戸0-1仙台 ホームズ]

 ベガルタ仙台が前半戦首位で折り返す!! 首位に立つ仙台は敵地で11位ヴィッセル神戸と対戦。前半19分にFW赤嶺真吾が決めたゴールを守り切ると、1-0で勝利した。4戦無敗(2勝2分)で勝ち点35に伸ばすと、堂々の首位で前半戦を折り返した。一方の神戸は公式戦6戦ぶりの黒星を喫した。

 試合後、仙台の手倉森誠監督は「目標の勝ち点35が取れたので、きょうの結果には満足しています」と笑顔をみせながらも、「ただ1-0で勝つのではなく、2点、3点ともう少しコントロールしないといけないかなとは思う」と今後の戦い方を見据えた。

 先制点が生まれたのは前半19分だった。MF角田誠とのワンツーから左サイドへ抜け出したMF梁勇基が角度のない位置から中央へ折り返す。ファーサイドの赤嶺が左足シュートを叩き込んだ。「何人かの選手で崩して、うまく自分のところに来たので合わせるだけでした」と振り返る赤嶺の今季6点目で仙台が先制に成功した。

 しかし、その後は1点を追う神戸が幾度も見せ場をつくった。前半26分にはFW吉田孝行の右クロスからFW都倉賢がヘディングシュートを打つも、クロスバー上へ外れる。同30分には相手DFのクリアを拾ったMF橋本英郎がダイレクトでシュートを放つ。これはクロスバーを叩いた。様々な選手が前線に顔を出し、チャンスをつくるもゴールは遠い。仙台リード1-0で前半を折り返す。

 後半に入り、なんとか追いつきたい神戸は吉田に代わって、FW小川慶治朗をピッチへ送る。後半19分には神戸が決定機を迎えた。小川の右クロスはDFにクリアされるが、こぼれを拾ったMF野沢拓也がPA右からループシュート。GKの好セーブに止められた。同31分には途中出場のMF朴康造がシュートを打つが枠を外れる。

 残り時間もなくなり、神戸は必死に攻め込む。後半45分には野沢の右クロスから都倉がシュートを打つもクロスバー上へ外れた。終了間際には右クロスに飛び込んだ小川がヘディングシュート。これはGKに止められた。猛攻も実らずに0-1で試合は終了。終盤は耐える時間の続いた仙台だったが、なんとか逃げ切り勝利を手にした。

 試合後、神戸の西野朗監督は「ボールは保持していましたけどボックスに入っていかない。アイデアがなかった」とコメント。「(ボールは)保持したいが、その保持が有効にフィニッシュにいけるようにしないと」と試合の主導権を握りながらも勝利を逃し、悔しさをにじませた。

 一方、決勝点の赤嶺は「アウェーで難しい試合だったがチーム一丸となって勝ち点3を取れてよかった」とコメント。前半戦を首位で折り返したことに触れ、「去年より成長した姿を見せられているとは思う。後半戦も頑張りたい」と意気込んでいた。

TOP