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湘南は水戸とドロー、終了間際の菊池弾で追いつく

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[7.8 J2第23節 水戸1-1湘南 Ksスタ]

 2位湘南ベルマーレは敵地で12位水戸ホーリーホックと対戦し、1-1で引き分けた。後半17分にMF小澤司に先制点を決められるも、終了間際のロスタイム5分にFW菊池大介が同点弾。土壇場で追いつき、勝ち点1を手に入れた。湘南は3戦連続で1-1のドロー。この後に行われる大分、山形、千葉の結果次第では2位後退の可能性も出てしまった。

 試合が動いたのは後半だった。後半17分、湘南がセットプレーからチャンスを迎える。しかし、FW岩上祐三の右CKのこぼれを拾った水戸がカウンター。センターライン付近からMFロメロ・フランクが前線へパス。走り込んだ小澤が後方へパスを戻すと、これを受けたFW鈴木隆行が大きく右サイドへ蹴り込んだ。必死に走り込んでいたDF塩谷司が中央へ折り返し、最後はMF小澤司がダイビングヘッド。細かくパスをつないでの鮮やかな攻撃。これがゴールネットを揺らし、水戸が先制に成功した。

 その後も水戸は決定機をつくり出す。後半29分には、中央から縦への速い攻撃。後方からのボールを鈴木隆が頭で前へ落とすと、PA内左で受けたMF橋本晃司がダイレクトでループシュート。これはクロスバーを叩いた。鈴木隆や橋本が果敢に仕掛けていくが追加点を奪うことはできず。水戸が1点差のリードのまま、後半もロスタイムに突入した。

 すると終了間際の後半ロスタイム5分、湘南が意地をみせる。セットプレーから展開。岩上の右クロスにニアサイドへ飛び込んだ菊池がヘディングシュートを叩き込んだ。そのまま試合は終了。勝ち点1を分け合った。

 この日の湘南はなかなか攻撃で厚みをみせることができず。前半20分過ぎまでシュートがなかった。前半27分にはFW古橋達弥が右サイドからドリブルで仕掛け、折り返しを後方から飛び出してきたMF坂本紘司がシュート。これは枠を外れた。その後も決定的な場面はつくれない。後半17分に失点した後も、なかなかバイタルへ持ち込めなかった。それでも諦めずに攻め込むと、終了間際の劇的弾。勝ち点1を上乗せた。

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