beacon

上位対決は大分が制して4位浮上、敗れた東京Vは5位後退…

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.22 J2第30節 大分2-1東京V 大銀ド]

 上位対決は大分トリニータが制す!! 5位・大分はホームで3位東京ヴェルディと対戦し、2-1で勝利した。前半26分にMF三平和司のゴールで先制。後半12分にはFW阿部拓馬に同点弾を許すも、後半35分にMFチェ・ジョンハンが決勝点を沈め、勝ち点3を手に入れた。3戦ぶりの勝ち点3を手にした大分は4位へ浮上を果たした。一方の東京Vは3戦勝ちなし(1分2敗)で5位へ後退している。

 試合後、勝利した大分の田坂和昭監督は「選手はよく戦った。勝ち点の近いチームとの緊迫したゲームになると思っていた。みんなでもぎ取った勝ち点3」と笑顔。「今が一番チームとしてしんどい時期だと思う。自分たちがやるべきことをやって、次の試合でもみんなの力で勝ち点3を手にしたい」と先を見据え、力強く話していた。

 大分にとっては6月17日の水戸戦(1-0)以来、実に2か月ぶりのホーム白星となった。試合は前半26分、大分がセットプレーから先制に成功した。MF石神直哉の左CKからゴール正面の三平が頭で叩き込んだ。競り合ったMF和田拓也から頭ひとつ抜け出る強烈な一撃。「石神さんのキックが全てです」と振り返る三平の今季13点目で1-0とリードを奪った。

 しかし後半12分に東京Vが試合を振り出しに戻す。左サイドでパスを受けたDF高橋祥平が前線へ絶妙なスルーパス。斜めに走り込んできた阿部がDFの背後を取ってパスを受けると、PA内でGKとの1対1から冷静に左足で流し込んだ。

 さらに、後半21分には東京Vに逆転のビックチャンス。左サイドから高橋がドリブル突破し、中央へ折り返す。これをゴール正面の和田が左足ヒールで流し込んだ。ゴールラインを割ったかに思われたが、ライン上の石神がクリアしたボールはポスト右を叩くと枠を外れた。得点は認められずに1-1で試合は進む。

 すると後半35分に途中出場のチェ・ジョンハンが勝ち越しゴールを奪い、大分が2度目の勝ち越しに成功した。MF為田大貴の左クロスはゴール正面でワンバウンドすると、GKの正面でフリーになっていたチェの足元へ流れる。オフサイドぎりぎりで抜け出した左足シュートはGK土肥洋一に弾かれるも、こぼれを自ら右足で押し込んだ。これが決勝点となり、大分が2-1で勝利。上位対決を制すると3位・湘南と勝ち点で並ぶ4位へ浮上を果たした。

TOP