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C大阪がソアレス監督との契約を解除、クルピ前監督が復帰

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 セレッソ大阪は26日、25日付でセルジオ・ソアレス監督およびデニスコーチとの契約を解除し、後任にレヴィー・クルピ氏が就任すると発表した。07年5月から12年1月までC大阪を指揮していたクルピ氏の監督復帰。29日にヘッドコーチのマテル氏とともに来日する。クルピ氏およびマテル氏との契約期間は今月29日から12月2日まで。

 C大阪は23節終了時点で7勝5分11敗の勝ち点26で14位に付けている。岡野雅夫社長はクラブを通じて「シーズン当初は目標をタイトル獲得とし、セルジオ・ソアレス監督のもと戦ってまいりましたが、現在の成績ではJ1残留という目標にせざるをえない状況です」と、解任に至った理由を説明。後任にクルピ氏を迎えたことには「シーズン途中の監督交代は苦渋の決断でしたが、就任してすぐに選手の能力を最大限発揮させることができる監督としてレヴィー・クルピ氏を招聘し、J1残留に向けて戦ってまいります」としている。

 クルピ氏は07年5月、都並敏史元監督の解任を受け、当時J2だったC大阪の監督に就任。MF香川真司をレギュラーに抜擢するなど若手を積極的に起用し、チームを立て直した。09年にJ2で2位に入り、J1復帰を果たすと、J1昇格1年目の10年シーズンはクラブ最高の3位に入り、翌11年にはACLにも初参戦。しかし、同年11月、クラブからの契約更新要請を固辞し、「セレッソにとっては一つのサイクルが終わり、節目のときがきたのではないかと思う。その間、単身で日本にいたが、はるか遠くのブラジルにいる家族のもとへ帰るときが来たのではないかという結論に至った」と、11年シーズンを最後に退任していた。

以下、ソアレス前監督のコメント

「こういう形で皆さんとお別れすることを残念に思います。シーズン当初から代表選手であったり、移籍する選手がいたりと、なかなかチームとしてうまく機能させることができず、セレッソはとても厳しいリーグ戦をここまで戦いぬいてきました。しかし必ず今から絶対に上昇すると確信しています。本当にこれまで親切に接してくださったサポーターの皆さん、クラブの皆さんに心から感謝します。ありがとうございます。これからもどうかセレッソの応援をよろしくお願いします。みんなが一丸となってがんばってください」

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