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札幌が石崎監督の今季限りでの退任を発表

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 J1のコンサドーレ札幌は5日、石崎信弘監督が今季限りで退任することを発表した。札幌は今シーズンからJ1に昇格していたが、29日の川崎F戦に0-1で敗れ、7節を残しての最速での降格が決まっていた。石崎監督は今シーズンの残り試合を指揮し、契約満了という形で退任する。

 矢萩竹美社長は「来シーズンのJ2降格が確定したことを受け、石崎監督と今後に向けた話し合いを続ける中で、今シーズンの契約満了をもって来季の契約を更新しない旨を伝えました」と経緯を説明し、「石崎監督には4シーズンにわたる指揮の中で、J1昇格や若手育成など大きな成果を残していただきました。また、クラブ運営にも全面的に協力いただくなど、そのご尽力に心から感謝いたします。残り7試合、来季につながる指導をお願いしたいと思います。来季の監督につきましてはチーム編成、チーム強化の方向性を考慮しながら人選し、決定次第発表いたします。今シーズン残り7試合及び来シーズンに向け、クラブ一同全力を尽くしてまいりますので、サポーターの皆様、関係者の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます」と、指揮官に感謝を述べ、残り試合への期待を口にした。

 クラブを通じて石崎監督は「このクラブで4年間戦ってきましたが、この時点で降格が決まってしまい残念ですし、サポーターの皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。この4年間、嬉しいこと、悔しいこといろいろありましたが、心残りはありません。昨シーズンの最終戦で4万人ものサポーターの前でJ1昇格を決めることができたのが一番の思い出です。就任当初は、4年もの長い間指揮を執ることができるとは正直思っていませんでしたが、様々な方の支えでここまでくることができたと思います。この4年間で北海道、札幌が好きになりましたし、本当に北海道に来てよかったと感じています。残りの試合では自分ができる精一杯のことをしていきたいと思います」と、コメントを発表している。

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