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鹿島戦キックオフ直前、F東京・ポポヴィッチ監督インタビュー

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 Jリーグは6日に第28節を行い、FC東京はアウェーで鹿島アントラーズと対戦する。F東京は、FW渡邊千真、MF羽生直剛、DFチャン・ヒョンスと前節はベンチ入りしていた選手を先発で起用している。試合前のインタビューに応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、「ケガ人も戻り、選手層も厚くなった」と、先発起用できる選手に選択肢ができたことを喜んだ。

以下、インタビュー全文

―昨日の練習で好調だった渡邉と羽生が先発だが、メンバーは今日決めた?
「今日決めたとしたら、どういう意味があるのでしょうか(笑)? ただし、決めたのは今日ではありません。何日か前です。そのときの選手の状態が一番大事です。体のキレがある選手が必要です」

―今日の布陣の狙いは?
「選手を休ませるという意味、体の状態の良い選手を使う意味があります。最後までしっかり良い状態で戦えるようにという意味もあります。単純にそういう起用です。最初から自分が言っているとおり、誰が出るかは重要ではありません。出た選手がどういうプレーをするかです。誰が出ても関係ありません。自分たちのやっていくスタイル、哲学はいつも誰が出ても同じです」

―休ませるだけの選手層ができた?
「この状態に戻ることを待ち遠しくしていました。ケガ人も戻り、選手層も厚くなったので、こういうこともできるようになりました。例えばヨネ(米本拓司)は、やはり疲れが目に付きました。しかし、それは当たり前のことです。彼は長期離脱したあとに、試合に継続して出ることで疲れがたまることはあります。彼には単純に休みが必要でした。ここで疲れている彼を無理やり使っても、パフォーマンスも期待できませんし、ケガにもつながります。リスクがあります。そういう形でヨネを休ませるときは高橋秀人を一つ前のボランチに置いてプレーさせるのがいいかと、そういう選択肢もありましたが、今回はこういう起用になりました。今日は話し過ぎたので、あとはみなさんの想像にお任せします」

―ジョルジーニョ監督とは何を話していたのですか?
「いろんなことだよ。ジョルジーニョは、バイエルン時代に私のベストフレンドの一人とプレーしていたんだ。また、レバークーゼン時代にも私の元チームメイトとプレーしていたから、お互いにとっての共通の友人についての話もした。また、サッカーについて、日本での話もしたよ。でも、一番は共通の友人についての話だったね」

(取材・文 河合拓)

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