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チームの危機を救う終了間際の劇弾!G大阪レアンドロ「ドローは悪くない」

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[11.7 J1第31節 柏2-2G大阪 柏]

 これぞ“助っ人外国人”の活躍だ。ガンバ大阪の低迷をうけて、今季途中から加入したFWレアンドロだが、前節までの11試合で11得点。1試合1得点のハイペースでゴールを量産している。ここ3試合はゴールから見放されていたが、この日は2得点で、チームを敗戦の危機から救った。

「スタートはよくてチャンスをいくつか作ったが、先に失点を許して追いかける苦しい状況だった。でも最後まで諦めずにドローに持ち込めたことは悪くない。」

 前半はワントップとして、前線で楔のパスを受けて攻撃の起点となりつつ、柏のDFラインの裏を狙ってゴールに直結する動きも見せていた。1点目は柏の両CBを出し抜いてDF武井択也からのスルーパスを受け、あっという間にGKと1対1の状況を作りだした。「(1点目は)練習でも同じ場面があったので、(タイミングは)話し合っていた」。まさに狙い通りのカタチだった。

 後半に入ると、途中出場のFWパウリーニョとツートップを組んで、中央だけでなくサイドに流れてボールを受けて柏のマークを混乱させた。「パウリーニョがいることで、サイドに動くこともできる。中央だけだとマークされるし、機能していたと思う」。

 レアンドロの後半45分の同点弾で、勝ち点1をひろえた16位のG大阪は、勝ち点を「34」にのばした。17位の新潟が勝利したため勝ち点「34」で並ばれたが、得失点差(G大阪+1、新潟-8)で上回って順位は16位のまま。しかし、神戸が敗れて15位に落ちたため、残留圏との勝ち点差は「2」に縮まった。「常に強い気持ちを持ってやっているし、残りの試合もそうする」と力強く語ったレアンドロ。チーム初の降格を救うべく、浪速の新エースストライカーがゴールを量産し続ける。

(取材・文 奥山典幸)

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