beacon

岡山がDF野本の引退を発表

このエントリーをはてなブックマークに追加
 ファジアーノ岡山は22日、ブラウブリッツ秋田に期限付き移籍していたDF野本安啓が引退すると発表した。

 クラブを通じて野本は、以下のコメントを発表している。

「私、野本安啓は今シーズンをもって現役生活を終えることを決意いたしました。2002年のジェフユナイテッド市原でスタートした選手生活も、アルビレックス新潟・S、コンサドーレ札幌、ニューウェーブ北九州、ファジアーノ岡山、V・ファーレン長崎、ブラウブリッツ秋田と7チームを渡り歩く中で11年間続けてくることができ、本当に素晴らしい人達とたくさん巡り会うことができました。これまでに少年時代からサッカーの楽しさをいろいろと教えて下さった多くの指導者の方々、お世話になった全てのクラブ関係者の皆さん、チームスタッフ、選手、地域の皆さん、そしてどんな時も応援し続けて下さったサポーターの皆さんには、本当に心から感謝しています。ありがとうございました。プロ選手として決して順風満帆だったわけではなく、輝かしい結果を残してきたわけでもなく、振り返れば苦しい時期のほうが長かったかもしれません。でも困難を乗り越えた先にはそれ以上の喜びが何度もありました。苦しい時に踏ん張り、喜びを味わせてくれたのは、いつも応援し励ましてくれたファン、サポーターの方々がいてくれたからこそです。本当にありがとうございました。7チームそれぞれに素晴らしい思い出がありますが、やはり約半分にあたる期間を過ごした岡山は自分にとって特別なクラブです。岡山で二度の昇格を経験し、Jのピッチに立てたあの瞬間は今でも忘れられません。選手として再びカンスタのピッチに戻るという約束を守れなかったこと、期待に応えられなかったことは自分の力が足りなかったからで、本当に申し訳なく思います。でも岡山で皆さんと共に熱く戦えた事はこれからも自分にとって変わらない一生の財産ですし、岡山に対する気持ちも変わりません。今でも岡山のことが大好きです。岡山の皆さんが大好きです。クラブの更なる成長を心から願っています。ありがとうございました。現役最後のチームとなった秋田のサポーターの皆さん、期限付き移籍の自分に対しても温かい声援をいつも送っていただきありがとうございました。試合前の自分のコールを聞く度に、こみ上げてくるものがありました。なかなか結果を残す事ができなかったことを本当に申し訳なく思います。秋田には大きな可能性があります。チームを離れますがJの舞台で活躍しているブラウブリッツ秋田を思い浮かべながら、これからも応援させていただきます。ありがとうございました。最後になりますが、一番近くでいつも笑顔で支えてくれ、喜びや悔しさを共有してくれた家族には、本当に何度伝えても伝えきれないほど感謝しています。これから始まる新しい人生もよろしくお願いします。胸を張って言えます。11年間最高の人達に支えられ、最高の仲間、最高のサポーターと共に戦い続けられた、本当に最高の選手生活でした。ありがとうございました」

以下、クラブ発表の選手プロフィール

野本安啓
(のもと やすひろ)
ポジション:DF
生年月日:1983年6月25日
出身:新潟県
身長/体重:182cm/75kg

経歴
1998~2001年 新潟県立新潟工高
2001~2004年 ジェフユナイテッド市原
2005年 アルビレックス新潟・シンガポール
2006年 札幌
2006年7月~10月 ニューウェーブ北九州 ※期限付き移籍
2006年10月~岡山 ※2006年は期限付き移籍
2011年7月~V・ファーレン長崎 ※期限付き移籍
2012年 ブラウブリッツ秋田※期限付き移籍
※2010年3月岡山大経済学部卒業

TOP