来シーズンからJFLに降格するFC町田ゼルビアは6日、DF津田和樹が現役を引退することを発表した。町田ジュニアユース出身の津田は、清水、甲府を経て、東京と1部リーグに所属していた2005年に町田に加入した。長年にわたって活躍した津田は、昨シーズン、クラブのJリーグ昇格へ多大なる貢献をした。

　クラブを通じて津田は「2012年シーズンをもちまして引退することに決めました。18歳でプロ生活をスタートして12年間、清水エスパルス、ヴァンフォーレ甲府、そして地元の町田と、行く先々でチームメイト・スタッフ・サポーターの皆様に恵まれ、そして支えられ、今日に至ることが出来ました。サッカー人生の中で特に思い出深いのは、やはりJ2昇格の喜びを分かち合えた時です。ぎりぎりの中、チーム全員で勝ちとったあの勝利は、今でも鮮やかに思い出せる程、私の心に焼き付いています。いずれは私を育ててくれたサッカー界に、どんな形になるかは分かりませんが、恩返しが出来ればと考えております。皆様の多大なるご声援のおかげで幸せなサッカー人生を歩むことが出来ました。感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました」と、コメントを発表している。

　また、12月9日の「2012シーズン終了報告会&天皇杯壮行会」にて、津田が直接、ファン・サポーターに挨拶を行う。

以下、クラブ発表の選手プロフィール
●DF津田 和樹(つだ かずき)
■生年月日:1982年7月26日(31歳)
■身長/体重:181cm/70kg
■出身地:東京都町田市
■選手経歴:成瀬SC-FC町田ジュニアユース-国学院久我山高-清水-甲府
■ゼルビア加入年:2005年
■2012年シーズン成績(12月6日現在)
リーグ戦 22試合0得点
天皇杯 2試合0得点