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町田・秋田新監督が就任会見「戦える集団を作っていきたい」

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 来季JFLへ降格するFC町田ゼルビアは27日、町田市役所で秋田豊新監督の就任会見を行った。

 会見には下川浩之代表取締役、楠瀬直木強化・育成統括本部長兼強化部長出席し、新生ゼルビアのスタートを印象づけた。下川代表取締役は「天皇杯は残っておりますが、1年でJ2に復活するということを1番のテーマにしております。JFLで優勝する、そして戦えるチームににして欲しいということで、秋田豊監督に決定させて頂きました」と秋田新監督起用理由を説明。この日初練習も行った秋田新監督は「町田市民の子どもたちが沢山いると思います。この町田で子どもたちに憧れられるようなチーム作りを目指していきたいと思います。それは戦えるチーム作りです。社長も言われているように、戦える集団というものを作っていきたいと思います」と抱負を語った。

 12月15日には新指揮官にとって初陣となる天皇杯・G大阪戦。秋田新監督は「戦う姿を町田の子どもたちに見せたいと思いますので、変わった姿を必ず見せたいです。目標としては、プロである以上、JFLに落ちようが、相手がバルサであろうがレアルであろうが、相手が強かろうが関係なく、勝ちにこだわりながら戦っていきたいと思います」と必勝を誓っている。

以下、クラブ発表の秋田新監督就任会見要旨
―監督就任の抱負をお願いします。
「こんにちは、秋田豊です。抱負ですが、町田市民の子どもたちが沢山いると思います。この町田で子どもたちに憧れられるようなチーム作りを目指していきたいと思います。それは戦えるチーム作りです。社長も言われているように、戦える集団というものを作っていきたいと思います。皆様、応援をよろしくお願いします」

―町田のサッカーにおいて、これまでの積み重ねで残していくもの、秋田監督が付け加えたいものは何でしょうか。
「今までゼルビアのサッカーを見てきましたが、過去3年間、(監督が毎年変わっているということで)みんな違うサッカーをやられてきたと思います。良いところは非常にあると思うので、ポゼションというところを残しつつ、攻撃的なところを残しつつ、守備の構築とフィニッシュのところ、勝ちきるためにはそこの2つのところが僕自身が分析して足りないと感じていますので、そこを強化していきたいと思います」

―今日、初日のトレーニングを行いましたが、感触はいかがでしょうか。
「基本的にはフィジカルトレーニングという形で、ボールを使ったトレーニングを行いましたが、選手たちの反応が非常によく、1日という短い期間でも変化を見られたので、そういう意味ではすごく手応えを感じています。それは楠瀬さんが先週から(監督代行として)指揮を執っていただいて、準備をしてくれた部分もあったと思います」

―町田という街の印象と、子どもたちにゼルビアのどんな姿を見せたいかを教えてください。
「町田という街の印象は、町田と聞けば震え上がるくらい小学生年代の子どもたちが強かったというのがあります。(コーチとして)東京ヴェルディに在籍していた時にも、町田は落ちるようなチームでないと感じて戦っていました。子どもたちにはサッカー選手としてあるべき姿、最後まで諦めないとか、戦い抜くというところをまず見て欲しいです。選手たちがグラウンドの中でノビノビと動き回って、勝つために惜しみないハードワークをしながら戦い続ける、最後まで諦めないというところを見せたいと思います。技術や戦術だけじゃなく、人間模様というものもサッカーには出てくると思います。すぐに諦めたり、痛がったりという姿…、何かに逃げてしまったりというのでなく、そういうものに立ち向かっていくという、人に夢や希望を与えられるような姿勢を子どもたちに見せられたらと思います」

―監督としての心情やポリシーを教えてください。
「プロとしては勝つためにやっていかなきゃいけないので、勝つために何をしたらいいのかというところを、突き詰めてやっていきたいと思います。チームのイメージとしては、どんな時でもみんなが結束しながら、チームとして戦えるチーム作りをして、憎たらしいくらい強いチームを作っていきたいです」

―JFLは未知のカテゴリーだと思います。そこを戦う難しさがあると思いますが、どのような印象をお持ちでしょうか。
「J1から2つ下がるカテゴリーですが、そんなに甘いリーグではないと思っています。元々はJ2だったから優勝できるなんて、そんな甘いことは思っていません。夏には昼間の1時から試合がありますし、常に暑い中、コンディション、環境と苦しい場面は出てきます。日本代表の時でも中東に行けば同じような環境になりますし、その中で戦わなければなりませんでした。そういう意味では同じなのかなと感じています」

―天皇杯(12月15日ガンバ大阪戦)まで時間は短いですが、そこで変わった姿を見せることはできそうでしょうか? また、天皇杯の目標を教えて下さい。
「変わらないといけないと思います。戦う姿を町田の子どもたちに見せたいと思いますので、変わった姿を必ず見せたいです。目標としては、プロである以上、JFLに落ちようが、相手がバルサであろうがレアルであろうが、相手が強かろうが関係なく、勝ちにこだわりながら戦っていきたいと思います」

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