水戸ホーリーホックは2日、昨季まで所属していた元日本代表FW吉原宏太が現役を引退することを発表した。

　吉原はクラブを通じて「このたびプロサッカー選手として引退することを決めました」と報告。引退までの経緯については「引退を決めるにあたって本当に悩んだんですが、自分の身体とも相談して新たな道に挑戦しようと決めました」とコメントしている。

　初芝橋本高卒業後、96年に当時JFLの札幌に入団。98年のJリーグ昇格とともに98年3月21日の清水戦でJデビューを果たした。99年はJ2でのプレーとなったが、その活躍ぶりを当時のトルシエ監督に評価され、U-22日本代表、さらにはA代表にも選出。99年7月2日、南米選手権(コパ・アメリカ)のパラグアイ戦で国際Aマッチデビューを飾った。

　00年からはG大阪に所属。06年に大宮、09年に水戸へ移籍した。10年10月にアキレス腱を断裂する重傷を負い、長期離脱を強いられたが、約10か月後に復帰。しかし、その後も肋骨骨折などの故障に苦しみ、昨季はJ2で18試合に出場、1得点だった。

「今まで17年間、プロサッカー選手として多くのファンの人、チーム関係者に支えられ、出会えて本当に幸せなサッカー人生でした。心から感謝します。これから先もサッカーからは離れることはないとは思いますので、どこかでまた笑顔で会えることを楽しみに頑張ります」。17年間の選手生活を終え、感謝の言葉を述べた。

吉原宏太
(よしはら・こうた)
■ポジション
FW
■生年月日
1978年2月2日(35歳)
■身長/体重
170cm/70kg
■出身地
大阪府
■サッカー歴
初芝橋本高-札幌(96-99年)-G大阪(00-05年)-大宮(06-08年)-水戸(09-12年)
■代表歴
U-23日本代表、日本代表
国際Aマッチ1試合0得点
■出場記録
[2012シーズン]
J2リーグ18試合1得点
天皇杯1試合0得点
[通算記録]
J1リーグ228試合58得点
J2リーグ戦130試合33得点
カップ戦44試合9得点
天皇杯33試合10得点
JFL39試合14得点

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